カテゴリー「2007レビュー(キミ・ライコネン)」の記事

2007年12月29日 (土)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その18

F12007spaxp0438 レース終了後の「再車検」で異変が起きる!!

BMWザウバーのニック・ハイドフェルド、ロバート・クビカ車、ウイリアムズのニコ・ロズベルグ、中嶋一貴車の4台がレース中の燃料の「使用温度」が適応温度外だったという事が判明したのだ。

この燃料の温度に関しては、テクニカルレギュレーションの6.5.5に記載されており、“マシンに搭載されている燃料の温度は外気温より10度以上低くてはならない”とされている。

Williams_bear_l BMWザウバーのニック・ハイドフェルドのマシンは1回目のストップで検出された燃料は外気より13度、2回目のストップでは12度低かったとされる。また、3ストップを選択したロバート・クビカのマシンはそれぞれ14度、13度、13度とそれぞれ低かったとされる。また、また、ウイリアムズのニコ・ロズベルグのマシンからは13度、12度、今回がデビュー戦だった中嶋一貴のマシンからは1回目のストップ後に検出された燃料が13度低く、2回目のストップで検出された燃料は規定ギリギリの10度だったという。

 燃料の温度に関しては、温度が低いと給油時の燃料流速、またエンジンの馬力アップにメリットがあるため、規定が設けられている。

この件で、4位、5位、6位に入賞した「彼ら」がペナルティを取られ失格となれば、ハミルトF12007braxp0050 ンの順位が繰り上がる事になり、「タイトル」は奇跡の大逆転を成し遂げたキミちゃんの手からハミルトンの手に渡ってしまう・・・・・!!エェーー!!な、なんで・・・・・・・!!

しかし、ブラジルGPのスチュワードはペナルティや失格などをこの4台に課さず、レース終了順位が「正式リザルト」として発表された・・・・・・。

が、「腹の虫」が収まらないマクラーレン・メルセデス陣営はこのスチュワードの裁定を不服とし、FIAの「国際控訴裁判所」に控訴する旨を発表!これに関するヒアリングが11月15日にパリで行われることが決定した。これにより、キミちゃんの「世界タイトル」は宙ぶらりんとなってしまった・・・・・・・・。諦めが悪すぎるゾ!「ビッグ・マック」!!

そして、11月15日に急遽ヒアリング場所をパリからロンドンに変更して行われ、マクラーレン・メルセデスの弁護団は、国際控訴審において「AT&Tウィリアムズ」の2台と「BMWザウバー」の2台を、ブラジルGPのリザルトから除外する事を正式に要求!しかし、翌16日に国際控訴審が下した判断は、「マクラーレン・メルセデスから出されたブラジルGPにおけるウイリアムズとBMWザウバーへの失格処分の要求を棄却」・・・・・!トーゼンだよネ!!コース外で世界タイトルの行方が決まってしまったら、ファンはホント「呆れて」しまうヨ、まったく!!

・)スティーブ・ロバートソン(パーソナル・マネージメント)

「キミはいつも黙っていい仕事をするんだ」

「私にとって、彼は最高のドライバーだよ。彼はクールだし、チャンピオンになったんだ」

「彼はこの週末非常にポジティブで、ドライビングですべてを語っていた。ほんのわずかに見えたチャンスをつかみ、彼は優勝したんだ。素晴らしいよ」

・)クリス・ダイアー(担当エンジニア)

「去年の経験から、どんなに状況が悪くてもただプッシュし続けるべきだということが分かっていたんだ」

「我々は今年常にそうしてきたし、みんなもクルマをよくするために懸命に働いた。そして、キミは自身のパフォーマンスに磨きをかけたのだから、彼はこのタイトルに値するよ」

「彼は今年、何度か素晴らしいドライビングをしたし、我々をがっかりさせなかった。我々は今年何度か彼をがっかりさせてしまったが、去年のようにそれが我々にのしかかってくることがなくて本当に嬉しいよ」

・)ジャン・トッド(フェラーリ社CEO)

「国際控訴裁判所の決定により、コースの中でも外でも非常に熾烈だったシーズンがようやく終わった」

「コース上の戦いの結果を変えようという、最後の、自暴自棄な試みが却下された。これで、我々はすべての力を来シーズンの準備に向けることができる」

以下、FIA国際控訴裁判所が出したステートメントの略文

「FIA国際控訴裁判所は、2007年F1世界選手権ブラジルGPにおける決定(ドキュメント41)に対するボーダフォン・マクラーレン・メルセデスからの上告に対してロンドンで会合を持った。ブラジルGPでBMWザウバー、ウイリアムズの4台に対して提出されたテクニカル・デリゲートのレポートに対し、処分が科されるべきかを審議し、またその時点での気温、また燃料温度の測定方法に疑問があったとする証拠を審議。双方からの説明を聞き、さまざまな証拠を調べた結果、控訴裁判所はマクラーレン・メルセデスによって提出された要求を棄却した」

・・・・・・、今年の「シーズン」はホント「コース外」でいろんな事があったネェ~・・・・・、ホント!しかし、久しぶりに「白熱」したシーズンではあったと思う。マイケルやジャックが引退して、「新世代」だけでの「F1サーカス」初年度となって、どうなる事やら?と心配していたのだけど・・・・・。心配無用だったネ!!逆にマイケルが引退した事で「活性化」されたように感じるし。

そして、その「新世紀F1」の初代?チャンピオンにキミちゃんが輝いたというのはモノスゴク意義があると感じる!!キミちゃん、フェルナンド、ルイス、そしてマッサやコヴァライネン、来シーズン、多分彼ら中心にシリーズが盛り上がっていく事だろう!

F12007gentm1566 「ロス・ブラウン」が加入したホンダ、「巨匠」がレッドブルで創り上げる2作目「RB4」の出来栄え、「古巣」に舞い戻ったフェルナンド・アロンソは「R28」のポテンシャルを何処まで引き上げられるか!?「ビッグ・マック」に大抜擢されたヘイキ・コヴァライネンの真の実力は!?中嶋一貴はこの「世界」でどれ位ヤれるのだろうか!?・・・・・・・・・etc

スクーデリア・フェラーリの2008年使用車「F2008」の発表会は1月6日、マクラーレン・メルセデスの2008年使用車「MP4-23」の発表会は翌7日、ともにヘレス・サーキットで行われる。この世界に「休み」など無いのダ・・・・・・!

<おわり>

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2007年12月26日 (水)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その17

【Round 17 ブラジルGP】

Circuit_interlagos 「運命」の最終戦!!ハミルトン“107点”、アロンソ“104点”、キミちゃん“100点”という順位でインテルラゴスへ・・・・・・!

「アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)」はサンパウロ郊外のインテルラゴス地区の窪地に造られたサーキットであり、サーキットレイアウトは非常に起伏に富み、一方で路面自体の起伏も激しく(バンピーである)、各チームは毎年、車高の調整に頭を悩まされる。が、今年は路面の再舗装が施され、今までに無くスムーズな路面コンディションとなる。その為、ブリヂストンが持ち込んだタイヤの設定レンジがいくらか適切でない状況となってしまう。

グランプリコースでは、サンマリノGPが開催されるイタリアのイモラなどと並び、数少ない左(反時計)回りのサーキットである。

Photo 従来は開幕戦の3月末から4月初の時期に開催されることが多く、10回が開幕戦(それ以外も第2戦、第3戦)として実施されてきたが、2004年から開始したバーレーンGPがイスラム教の断食月ラマダンと重なることを避けてシーズン序盤開催となったことを受け、一転して最終戦に組み込まれる事となった。

また、最終戦に持ってこられたワケの1つとして、シーズンの「エンドパーティー」を日本や中国のアジア圏で行いたくないという思惑もあったようだ!?

最終戦に開催されるようになってからは、ブラジルグランプリのみの「お約束」として、表彰式後のシャンパンファイトで通常の曲ではなく、サンバのリズムが流れ、それとともに大量の紙ふぶきが飛び出すようになった。

そして開幕初日の金曜日、ハプニングが起きる。午前中、トラックコンディションが「ウェット」となってしまい、各チームともウェットタイヤを使用せざろうえない状況で、ここで金曜日に使用できるウェットタイヤの「セット数」に関する解釈に「勘違い」が起きてしまったのダ。

つまり、金曜日に使用できるウェットタイヤの使用数は‘各チーム’「スタンダート」、「エクF12007chixp0576 ストリーム」2セットづつと言う事で、ドライバーは「1セットづつ」しか使う事が出来ないのである。しかし、ハミルトンはこの午前中のセッションで「スタンダート」を1人で2セット使ってしまった為にレギュレーション違反となってしまう!あわや、グリッド降格の憂目に会うのかと思いきや、「罰金」の処分だけで決勝に向けて事なきを得る・・・・・!タイトルが掛かった最終戦だけに「ジャッジ」も緊張感を伴った状態ダ!!

それでも、金曜日の1番時計はハミルトンが「ドライ」となった午後のセッションで「スーパーソフト」を使いゲットする!しかし、タイヤの作動領域ではマクラーレンよりもフェラーリに分があるようだ。

翌日の土曜日は前日と打って変わって「晴天」となり、路面温度もグングン上がり、午後の予選時には最高「49度」まであがった!タイヤの使用環境はかなり辛い状況となり、タイヤに優しい車体、あるいはドライバーが有利となっていく!イイぞ!キミちゃんには持ってこいの条件ダ!!

しかし、そんな状況でポールシッターとなったのは、我がキミちゃんでは無く、「ご当地」の英雄?マッサだった。マッサは土曜午前のフリー走行から調子よく最速で、予選Q3でただ1人「1分12秒台」をブレイクする“1分11秒931”をマーク!!今季6回目のポールポジションだ・・・・・!

一方、キミちゃんだが、最後のアタック時にピットアウトして来たハミルトンとカチ合ってしまい、最後のアタックを台無しにされてしまう!!(ワザと??)そんでもって結果的に3位・・・・・。

「ハミルトンのせいでターン4で貴重なタイムを失ってしまった!・・・ポールポジションの方が良かったけれど、それでも3位は悪くない」

F12007braxp0449

運命の日曜日、インテルラゴスは気温36度、路面温度53度!というタイヤにとっては非常に過酷な状況となる。そして午後2時過ぎにレーススタート!ポールスタートのマッサがホールショットを決め、しかもハミルトンを絶妙にブロック!その空きにキミちゃんが2番手に上がる!!(やったネ!!)動揺したハミルトンは4番手のアロンソにも並ばれてしまう。激しくポジション争いをしていた2人だが、「4コーナー」でハミルトンが外側にコースアウト!この間、後続車にも抜かれまくれコースに復帰した時には8位までドロップアウト!キミちゃんにとっては「フェラーリ1-2」という理想的な展開となる!

4 Bragp_025

しかも、8周目にハミルトンがギヤボックスのトラブルによりスローダウン!!ギヤがニュートラルから他のポジションにセレクト出来ないようなのだ。これにより順位を更に18位まで下げてしまう!!後はキミちゃんが前方のマッサを「いつ」、「どの場所で」、「どんなタイミングで」抜けるかに掛かってきた!!

まず1回目のピットストップ。20周目にトップのマッサがピットイン、翌周にキミちゃんが、その翌々周にアロンソがピットイン。キミちゃんと3番手アロンソとの差は約10秒。

この1回目のピットストップでは僅かな差で2位のまま、そして2回目のピットストップ。50周目にトップのマッサがピットロードへ、その間キミちゃんは3周に渡ってスパート!53周目にピットイン!3周の「インラップ」でマッサに対してマージンを稼いだおかげで、ピットアウト時には今度は逆に僅差でトップへ!!!ヤッター!!まさかの大逆転劇!!

この後キミちゃんはゴールまで気を抜くことなく、しかも66周目にはこのレースのファーステストラップまで記録する!!(もう、ビックリマークばっかりダ)

F12007braxp0908

そして「チェッカー」・・・・・、キミちゃん今季6勝目!!、キミちゃん「10ポイント」獲得!アロンソは3位で「6ポイント」、ナント、ハミルトンも18位から追い上げて7位に入賞し「2ポイント」ゲット・・・・・。

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

F・マッサ

スクーデリア フェラーリ

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

N・ロズベルグ

ウィリアムズ トヨタ

10

最終合計ポイントは・・・・・・!キミちゃんが「110ポイント」、ハミルトン「109ポイント」、アロンソ「109ポイント」・・・・・・・、わ、わずか1ポイント差で我がキミちゃんが念願の「ワールドチャンピオン」となる~!!信じられない幕切れ、21年前と同じ「奇跡」がまた起きてしまったのダ!!ファンとしての自分もハッキリいってほとんど(ていうか完全に)諦めていたんだけど・・・・・・!

Pos

ドライバー

ポイント

K・ライコネン

110

L・ハミルトン

109

F・アロンソ

109

今まで、獲れそうで獲れなかった「世界タイトル」、誰かが「最速のドライバーと最強のドライバーは違うのである」などと「ウソぶいて」いたが、実際は「最速のドライバーこそが最強のドライバー」なのだという事を今回キミちゃんが身を持って証明してくれたのである!!

それは、13年前に空高い場所へ駆け上がっていってしまった「彼」と同じように!!

キミ・ライコネン

「ボクが今どんな気持ちでいるのか、言葉に表すのは難しいけど、信じられない気分だ!チームにはこの1年間やってくれた事のすべてを感謝したい。フェラーリは偉大な家族!彼らの為にタイトルを獲った事を誇りに思う!!」

・・・・・、しかし、レース後思わぬ「ケチ」がまるで別の場所で付くのである・・・・・・・。

<ひょっとしたら、まだつづくかも?>

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2007年12月16日 (日)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その16

【Round 16 中国GP】

Chinesegprix 2007シーズンも、いよいよ大詰め!事実上「チャンピオン候補」の権利を握っているのは、「ルイス・ハミルトン」、「フェルナンド・アロンソ」、そして僅かな可能性を残している我が「キミ・ライコネン」!!

特にキミちゃんの場合は、この「中国GP」と最終戦の「ブラジルGP」を2連勝しても、ライバル2人の成績に左右されるという“微妙”な状況である・・・・・。

この中国GPが行われる「上海インターナショナル・サーキット」だが、2004年F1開催の為に新たに建設され、サーキットの建設には実におよそ2億4000万ドルもの巨費が投じられた。これはそれ以前に作られた世界中のあらゆるサーキットの中でも建設費として最高額であるとされている。

コースの設計は、現在最も著名なレーシングコースデザイナーであるヘルマン・ティルケのデザインであり、コース全景は漢字の『上』を模している。

Chigp_014 このグランプリ開催には多分に政治的な思惑が絡んでいる。FIAにとっては、EU圏内におけるタバコ広告規制の影響を逃れるためと、アジア進出によりF1の世界選手権としてのステータスを高めるためという側面があり、中国GPが初開催された2004年にはやはりアジア(中東)であるバーレーンにおいてもF1が初開催されている。中国でのF1開催はFIAにとっても長年の悲願であったが、同時に、中国にとっても自国内でのF1グランプリ開催は2008年開催の北京オリンピックをにらんで大規模な国際大会の開催実績を積むという側面があり、その意味は重く、国策といって間違いないものである。

前戦の「日本GP」と同じように不穏な天候の下にグランプリウィークが開始される。予報では、この週末に台風が上陸するかもしれないという状況下だったが、台風の速度が以外と速く、奇跡的に難を逃れたのだが。

「ライバルの事は判らないけど、マシンがすぐに良いバランスになった!予選は接戦になると思う」

F12007chixp0602 86478

このキミちゃんのコメントが表すように金曜日は、我がキミちゃんが「制圧」する事に成功するが、タイム的には2位以降6位までが「1秒」の中に僅差で入り乱れるという混戦ダ!

結果的に土曜日の予選はハミルトンがただ1人「1分36秒」をブレイクする“驚速”1分35秒908でポール・ポジションをモノにするが、フェラーリ勢は(キミちゃんは)、ハミルトンのタンク(燃料積載量)が「軽い」のでは?と楽観視!

予選2位のキミちゃんは「予選はOK!問題なかったヨ!昨日(金曜)、そして今日の午前中のフリー走行も良かったからネ!予選も悪くなかったし、‘レース’でもイイヨ!」

「彼ら(マクラーレン)とは燃料重量が違うんだヨ!!」

そして決勝!台風通過の影響でコンディションは完全なウェット。スタートはハミルトンがポールスタートをいかし、トップで突入!、2番手キミちゃん、マッサとアロンソが激しく「3位争い」を繰り広げる!が、1周目のオーダーは1位から4位までは予選順位のまま通過。その後1回目のピットストップまで毎周のようにハミルトンが「最速ラップ」を更新する勢い!しかし・・・・・・、このピットストップ後に「勝利の女神」は“気まぐれ”になる・・・・・・!!

Chn071007211024

ハミルトンもキミちゃんも、15周目界隈の1回目のピットストップではスタート時に装着していた「スタンダード・ウェットタイヤ」を交換せずに、燃料の補給のみでピットアウト。しかし、ハミルトンのリアタイヤは彼のドライビングスタイルの影響もあるのか、かなり痛めつけらてきたようで、1回目のピットストップまでに彼が築き上げたキミちゃんとの「9秒」のタイム差は27周目にはほとんど無くなってしまう。そして!29周目にハミルトンを「オーバーテイク」!!タイヤが「無くなって」しまったハミルトンは限界を感じ31周目にピットイン!しかし彼は「あせって」いたのか、ピットロードのアプローチ区間の左90度ターン部分で大きくはみ出してしまい、グラベルにハマってしまう!「万事休す!」彼のMP4-22は「ウンともスンとも言わず」、クルマから降りるほかなかった・・・・・・・・!!

Chigp_140 Z1191750617

その直後、キミちゃん、アロンソと2回目のピットイン!コースも完全に「ドライ」となり、2人ともドライタイヤに交換!アロンソがスパートを賭けて追いかけるのかと思いきや、「タイヤ」に優しいキミちゃんに分があったようで、彼(アロンソ)を寄せ付けず、キミちゃん「5勝目」ゲット!!

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

F・マッサ

スクーデリア フェラーリ

S・ヴェッテル

トロロッソ・フェラーリ

12

これで大詰めとなった「ポイントテーブル」もハミルトンに対して「7ポイント」差、アロンソに対して「3ポイント」差!で最終戦「ブラジル」へ!!こんな接戦は1986年の「マンセルーピケープロスト」以来だ!!

Pos

ドライバー

ポイント

L・ハミルトン

107

F・アロンソ

103

K・ライコネン

100

21年前は「一番不利」だった“プロフェッサー”がチャンピオンになるという「奇跡」がおきたが、今回は・・・・・・・!?ちなみに21年前の最終戦は現在「開幕戦」となっているオーストラリアGP(当時の開幕戦はブラジルGP)。

「新世紀」(新世代)のチャンピオンとなるのは・・・・・!?空高い所で彼らを見守っている「孤高の天才」だった“彼”はどんな結末を用意しているのだろうか・・・・・・・・・・?

<つづく>

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2007年12月13日 (木)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その15

【Round 15 日本GP】

800pxfuji_speedway_eastgate いよいよやって着ました「日本GP」!1987年から開催していた鈴鹿サーキットから、「新装」なった富士スピードウェイでの30年振りの開催!

2000年にトヨタ自動車が三菱地所から買収し、2003年の9月から営業を停止して改修工事を始め、そして2005年4月10日にリニューアルオープンをした。新コースはセパンサーキット(マレーシア)や上海インターナショナルサーキット(中華人民共和国)など、1990年代後半から2000年代にかけて新規にF1を開催しているサーキットのほとんどでそのデザインを担当しているヘルマン・ティルケの手によるものである。

旧コースの特徴の一つであった約1.5kmの直線は残されつつ、コースが現代的に改良さCircuit_fujinew れた。大きな変更点としては、旧コースでは最終コーナーから直線にスムーズにつながっていた部分が、新コースでは入り組むような形に直されており、難易度が増している。セットアップの方向性は、どちらかというと「インディアナポリス」に近いのでは?と感じる。コース後半の「くねくね」したテクニカル部分を考えると、1.5kmのストレートでの終速を犠牲にしなければならないだろう!

今回の「FISCO」でのF1開催だが、近代的なサーキットに生まれ変わったにも関わらず、観客の「バスだけ」による移動(移送)と言う部分に大問題が発生した!!新しくなった「FISCO」も見てみたいというのと(っていうか、一番見たいのは最新のF1に決まっている!)、東京から比較的近いという事で、久しぶりに仲間達と「ご当地」に観戦に実は出かけたのである。仕事の都合上、ホントは金曜日から行きたかったのだけど、土曜日からの観戦と相成った。

土曜日の早朝に出発し、「山中湖」の指定された駐車場に8時前に到着。「ガラガラ」のシャトルバスに乗って、FISCOへ。あとは「雨」さえ止んでくれたらナァ~!!しかし、雨は強くなるばかりで(結局ドライだったのは金曜日だけだった・・・。)、しかもスゴク「寒い」!!

サーキットについてバスを降りてからがタイヘン!自分達は1コーナーの「Dスタンド」での観戦だったのだが、観客の誘導の悪さでなかなか観戦ポイントの「D」までたどり着けないのだ!アレは無いよネェ~!「御土産売り場」の方に観客を流したいという気持ちは判るがちょっと(大分)無理があった!なによりも大事なのは「観戦ポイント」までのアクセスの容易差だろう!無理にそこにお客を誘導しなくたって、「御土産」が買いたいヤツはかならず「そこ」にいくのだから(間違いなく!)

9 4

まぁ、そんな事はまだまだ「カワイイ」方だったのだ!!

「フリー走行」は濃い霧と雨の為に、15分間で打ち切りとなり、午後の「予選」も霧がなかなか切れない為、場内アナウンスで「ディレイ」となる可能性ありと放送があったりと(TV中継があるのに「遅延」なんか出来るワケないのに!?と思ったり)、結局、霧が晴れないままの予選開始となった!(TVのチカラはスゴイねッ!!霧が晴れないと「ヘリ」が飛べないと言う事でフリー走行も中断されたのに!!)

寒さと霧と雨の中での「予選」観戦となったのだが、やはり真近でみるF1はカッコイイし、「雨」の中とはいえ速いし、最新の「V8エンジン」の音も、そりゃ、「イイ」音だったし、迫力があった!!予選結果から言えば、マクラーレンの2台がゲバ評通り「フロントロー」を確保し、我がキミちゃんとスクーデリア・フェラーリは2列目3位、4位というグリッドとなった・・・。せっかく観に来たのに、まず予選でマクラーレン勢に負けてしまうとは・・・・・。そういえば、丁度10年前の「日本GP」でもジャックが「ポール・シッター」となったにも関わらず、「失格」になったっけ・・・・・・・・。

そして、「大問題」はその後起きたのダ!!

予選が終わって、仲間達と少し買い物をし、指定された「バスターミナル」に向かったのだが、そこには溢れんばかりの人達が延々と並んでバスを待っていたのダ!確か、時間は夕方の4時半ぐらいだったと思うが、人は後から後からどんどん集まってくるし、その割には「バス」がちゃんと来ているのかナ~という感じだった!!

11

日も沈んで、現場はどんどん寒くなっていくし、大人の自分達でさえかなり辛い状況下だったと思うが、中には子供連れの人達(ベビーカーに乗っている乳幼児を連れている人達もかなりいた!!)もいて、小さい子供達の体調がおかしくならなければナ~と心配してしまった!!

結局、ようやくバスにのれたのは「4時間半後」の夜9時ぐらいだった・・・・・・・!!!

あれだけの人達を平気で長時間待たせておいて(しかもモノスゴク寒い中!!)よく「暴動」が起きなかったと思うヨ!ホント!!!(っていうか、「暴動」が起きる寸前ってあんな感じなのかナ!?)

なんとか気を取り直して翌日の決勝(またもや雨ダ!)、前日の事があったので早めにサーキット入りし、決勝レースが始まるまで、買い物をしたり、ブラブラしたり、「お酒」を飲んだりと、余裕を持って行動したのだ。

そしてその決勝レースだが、前日と同様になかなか霧が晴れず、にも関わらず「定刻」通りにレースは「ペースカー先導」というカタチでスタートし、それはナント、前代未聞の19周目まで「パレード」が続いた!その間にフェラーリの2台は「ナゼ」か、タイヤ交換の為にピットインし、3位、4位というポジションから最後尾までドロップダウンしてしまった!「エェー!」という感じだったが・・・・・・!

F12007japxp1004 F12007japxp0780

後で判った事なのだが、「ナゼ」かフェラーリにはスチュワードが出した「ウェット宣告」の通達が行っていなかったようで、フェラーリの2台は「スタンダード・ウェットタイヤ」でスタートしてしまったのだ。スタート後にそれを知った?(通達があった?)フェラーリ勢は失格になる前に2台をピットに呼び戻し、「エクストリーム・ウェットタイヤ」に交換したのだった・・・・・。

19周目にペースカーがコースから外れ、「レース」がようやくスタートしたが、ナント!アロンソが42周目の「100R」で単独クラッシュ!!ちょっと信じられなかった!!

・・・・・またもや「ペースカー」登場・・・・・・・・・。

2回目のペースカー先導の最中には、直後を走行していた「ポール・シッター」のハミルトンの動きが不穏に為(雨中の中、視界が悪かったという条件の為)、その後ろにいたウェーバーとベッテルが接触してしまい、せっかくイイポジションをキープしていた「レッドブル連合?」が同士討ちとなり、リタイアしてしまう!後に、この一件は物議を呼ぶ事となるが・・・・・!

ペースカーが再びコースから出て、レース再開!この時最後尾まで下がっていた我がキミちゃんは「ドタバタ」のおかげと、「鬼神」の走りで5位!までリカバリー!!「100R」で4位走行中のクルサードをパス!3位だったマッサがピットに入り(入れられた?)、これでドンペから3位浮上!!これまた、「信じられナ~イ!!」

Jap300907031024

レース開始直後のタイヤ交換がなければナ~と、ホント思ってしまう!!勝ってたヨ、ホント!!

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

L・ハミルトン

マクラーレン メルセデス

H・コヴァライネン

ルノー

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

D・クルサード

レッドブル・ルノー

リザルトは、ハミルトン優勝、コヴァライネン2位、キミちゃん3位となり、ポイント差はハミルトンに対して「17ポイント」差まできたが・・・・・!断然、ハミルトン優位、アロンソも可能性大!・・・・・。しかし、「奇跡」は起きるのダ!!

<つづく>

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2007年12月 8日 (土)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その14

【Round 14 ベルギーGP】

Circuit_spa_2007 2年振りの「スパ・フランコルシャン」!伝統の1戦が復活した!!

この「ベルギーGP」が開催される「スパ・フランコルシャン」はベルギーの首都ブリュッセルの東南東に位置し、スパ村とフランコルシャン村にまたがっていることから、この名前が使われる。

1920年のサーキット完成当時は全長14km以上ある長いサーキットだったが、スピードが出過ぎるために開催を中止しコースを改修、全長7.004kmの現在のコースは1978年に造られた。サーキットはレース専用の部分と、公道が混在していたが、常にレースが開催できるように公道部分にバイパスが作られ、現在は完全なレース専用のクローズドサーキットである。難易度の高い高速コーナーが多い事から、ドライバー達のコースに対する評価は高い。

「2006年」はピットレーン周辺の問題からF1が開催されなかったが、2007年に再びバスス800pxfrancorchamps01 トップシケインとピットレーン施設を改修して、「シリーズ」の1戦として復活した。

そして「スパ」に激震が走る!!「スパイ疑惑」に関し世界モータースポーツ評議会の聴聞会が行われた結果、マクラーレンは今季の全コンストラクターズポイントを剥奪され、1億ドルの罰金を科される決定が下された!!

フェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンのドライバーズポイントについては剥奪されないとの事だが!?(彼ら2人のポイントを取上げてしまったら、シーズンの残りのレースの「興行」に影響する為か??)

また、FIAはマクラーレンより2008年のマシンに関するレポートを受け取り、これを単独で調査するという。これはフェラーリの知的財産が来季マシンに使用されていないかどうかを確認するためであり、もしその使用が発覚した場合には「2008年のポイント!」もすべて剥奪されることになりそうだ・・・・・!

つまり、この時点で今季の「コンストラクターズ・タイトル」が決定し、フェラーリがコンストラクターズ・チャンピオンとなった!!う~ん、タイトルホルダーとなった事に関しては「うれしいィ」のだけど、ナンだかナァ~・・・・・!?ってな感じで、スッキリしない・・・・・。

F12007belxp0518 F12007belxp0511

そして、本題のレースだが「スパ・マイスター」のキミちゃんとしては「これ以上無い」、「申し分無い」リザルトだった!!イギリスGP以来の今季「4勝目」、しかも「ポール・トゥ・ウイン」だし、2004年、2005年に続いて同一戦「3連勝」!!今回この「スパ」でF2007に総合的なスピードで立ち向かえるクルマは無かっただろう!!(セクター2の山間部分はMP4-22の方が速かったようだけど)

スタート直後の「オールージュ」のアプローチでアロンソとハミルトンが2台並んだままで進入!あわや接触という状態だったが、一瞬の差でハミルトンが引いたのだ!あのままだったら、2台ともリタイアという結果だっただろう!?

F12007belxp0844 F12007belxp0848_2

キミちゃんといえば、スタート後飛ばしに飛ばし、5周に渡って「ファーステストラップ」を叩き、1回目のピットストップまでの間に2位走行中のマッサに対して「5秒」のリードをつけ、2回目以降も順位に大きな変化はなく、キミちゃんーマッサーアロンソの並びで「チェッカー」!!

Belgp_139

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

F・マッサ

スクーデリア フェラーリ

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

L・ハミルトン

マクラーレン メルセデス

キミちゃん、「初チャンピオン」へのチャレンジは更につづく!!

<つづく>

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2007年12月 7日 (金)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その13

【Round 13 イタリアGP】

Gp_track_italy 「F1サーカス」きってのハイスピードコース「モンツァ」での伝統の1戦!「イタリアGP」。

「アウトードロモ・ナツィオナーレ・モンツァ」はイタリア北部の都市モンツァにあり、コース自体は「モンツァ国立自然公園」の中にある。

F1が始まった1950年から現在まで、1980年にイモラで開催された以外は毎年イタリアGPが開催されている。現在F1が開催されているサーキットの中で平均速度が最も速い超高速サーキット。2005年のF1では、キミちゃん操るマクラーレンMP4/20が、最高速度370kmを記録した。これはF1のレースでの歴代最速である。また、タイムアタックでは当時彼と同僚だったファン・パブロ・モントーヤが372km/hを記録した。4本のロングストレートを3つのシケインと2箇所の複合コーナーで結んだレイアウトとなっている。

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そして「スパイ疑惑問題」だが、大きな進展があった!FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)が、ヒアリングを再び開くこととなったのだ。これに伴い、国際控訴院におけるヒアリングはキャンセルされた。

 7月26日、世界モータースポーツ評議会は、マクラーレンがフェラーリの機密書類を所持し、国際スポーツ法典第151c条に違反していると認めながらも、その情報がF1を不正に妨げる形で使用されたという十分な証拠がないとして、ペナルティは科さないという判決を下した。
 この際FIAが発表した声明には以下のような記述もあった。
「しかし今後フェラーリの情報が選手権を妨げる形で使用されたことが発覚した場合、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスを再びWMSCの面前に招く権利を我々は留保する。彼らは2007年選手権のみならず2008年選手権から除外される可能性がある」

 マクラーレンにペナルティを科さないという判決に対し、フェラーリは疑念を表明、この結果、FIA会長マックス・モズレーがこの件を控訴院に送ることを決め、これに関するヒアリングが9月13日に行われることが決定していた。
 しかしFIAは9月5日に声明を発表、控訴院におけるヒアリングはキャンセルし、同日にWMSCによるヒアリングを行うことを明らかにした。

 FIAの声明は以下のとおり。
「新たな証拠を受領したことにより、世界モータースポーツ評議会は、9月13日にパリにてヒアリングを行うべく再召集を行った」
「7月26日の決定に従い、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスはこのヒアリングへの出席が依頼された」
「FIA会長による本件の国際控訴院への委託は取り消された」

 マクラーレンはこれに対し、「引き続きFIAに協力していく」とのコメントを発表している。

そして、マクラーレンのふたりのドライバーの間でかわされたEメールが、新たな証拠として出てきたのだ!

Z022_2マクラーレンのテストドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサは、ナイジェル・ステップニーからマイ ク・コフランに渡った情報を受け取ったといわれる。デ・ラ・ロサは、マクラーレン時代以前にアロウズでもコフランと共に仕事をしていた。受け取ったとされる情報は、セッティングおよび、フェラーリのブリヂストンタイヤに関する作業についてのものであり、それをデ・ラ・ロサはアロンソに伝えたというのだ。
 マクラーレンのドライバーたちは、FIAに情報提出を求められた。彼らはこの件に関してマスコミに発言することは禁じられているが、アロンソは木曜、スペインのテレビ局に対してこの問題を否定している。

 先週、FIAは全チーム代表に向け、この件に関する情報提供を求める書状を送ると共に、マクラーレンドライバー3人にに対しても書状を送った。
 デ・ラ・ロサ、アロンソ、ルイス・ハミルトンに対するFIAの書状は8月31日付けで送られた。これを見ると、FIAはデ・ラ・ロサがステップニーとコフランを通して情報を受け取り、それをアロンソに渡したと考えていることが推測される。また、FIAは第三者からこのやりとりについて情報を受けており、デ・ラ・ロサのパソコンに残っている送受信メールの内容を正確に把握しているように思われる。

 FIAのマックス・モズレーからデ・ラ・ロサにあてた書状は以下のとおり。

「ご存知のとおり、FIAは最近、マクラーレンがフェラーリの技術機密情報をどのように、どの程度まで所持していたのかを調査している。FIAはこの調査に関し、証拠書類により、マクラーレンのドライバーのうち1名もしくは2名が、その情報を所持している、あるいは最近所持していたという疑惑を持った」

「このスポーツおよび選手権の利益において、監督機関たるFIAは、この疑惑が実際に根拠のあるものか否かを、早急に明白にすることが重要である」

F12007itaxp0589 「したがってFIAは、所有している、あるいは入手可能なすべての関連書類を提出するよう正式に要請する。ここでいう“書類”には、Eメール、書状、電子通信、テキストメッセージ、ノート、メモ、図面、図表、データなど、物質的に、“ハードコピー”あるいは電子的形態で保管された資料を含む。特に(この要請の一般性を制限することはないが)、FIAは、本件に関連する電子通信および、フェラーリ、ナイジェル・ステップニーに言及した電子通信、あるいはフェラーリもしくはステップニー氏から出た、あるいはそれらに関連する技術情報や他の情報に言及した電子通信は、いかなる方法において送信され、あるいは保存されているものであっても、そのコピーを提出いただけることを希望する。上記に当てはまる書類が存在していること、あるいは以前存在していたことを知っていても、それを提出する立場にない場合は、その書類の内容、それを知るに至った状況、それを提出できない理由を記述していただきたい。上記に当てはまる書類かどうか確信が持てない場合は、それを提出(あるいは記述)していただければ、FIAが判断の手助けをする」

「全コンペティターおよびスーパーライセンスホルダーは、フォーミュラワン世界選手権の公平性および正当性を確保する義務があることをご理解いただければ幸いである。したがって、こういった情報を所有している場合には、即座に我々に対し提出することは急務である。この件の重要性を考えると、国際スポーツ法典あるいはフォーミュラワンの規則により、この書状に答える形であなたが提出する情報があなたに対する訴訟につながることはないことを確認する。しかしあなたが、関連する可能性のある情報を提出しなかったことが後に発覚した場合は、深刻な結果につながるだろう」

「我々は同じ書状をフェルナンド・アロンソとルイス・ハミルトンにも送った。なるべく早くご返答いただけるよう期待している。ご協力に非常に感謝している」・・・・・云々。

そして、「イタリアGP」だが、キミちゃんファンには「ショッキング」なクラッシュが土曜日の午前「フリー走行」で起こってしまう!

「S2計測地点」直後のターン8で、キミちゃんのF2007が本来「左ターン」のアプローチに入るべきところで一瞬跳ねて逆方向の右側のサイドウォールにぶつかり、そのままタイアバリアーに直進して突っ込んでしまうという事故が起きた!!ここは、「レズモ・カーブ」を抜けて長いストレートの全開区間の後のシケイン部分で、サイドウォールにヒットした時のスピードは優に「300Km」は出ていただろう!しかし、事故直後にキミちゃん自身が自力でクルマから降りてきたので「一安心」だった!が、首に激しい「打撲傷」が起きてしまったようで、予選は痛み止めを打ちながらの出場となってしまった・・・・・。(一昔前のクルマだったら死んでいたのでは!?)

F12007itaxp0682 F12007itaxp0683_2 F12007itaxp0683

この件に関してフェラーリ側は「ドライビングミス」という公式発表をしたが、映像を観る限りどうしてもその様には観えないのだ!?しかも、予選終了後の公式記者会見でマッサが「今週末、ウチのクルマはリアサスペンションに問題を抱えていた」とゲロってしまう!どうなっているんだろうネェ~・・・・・・!?

Itagp_025_2 「スパイ疑惑」の渦中にあるマクラーレン・メルセデスの2人のドライバーは、ここ「モンツァ」でも絶好調!今年の「MP4-22」は何処のコースでもコンスタントに速いが、特にローダウンフォースのコースではフェラーリを凌駕していた。本来、今年の「F2007」はこのモンツァのようなコースで実力を発揮するハズだったと思っていたのだが・・・・・・・。

予選は結局マクラーレンのフロントロー独占というカタチで決まり(モンツァでの1-2は初めてらしい!)、フェラーリ勢はマッサが3位にはいったが、我がキミちゃんはクラッシュの影響で5位という結果だった・・・・・。

決勝も大きな見せ場も無く、スタートでマッサが好スタートを魅せるが1コーナーでマクラーレンデュオにやり込まれてしまう。キミちゃんもスタートで4位に上がる。その後マッサがマシントラブルでリタイアすることによって3位になるが、「1ストップ」のストラテジーの甲斐もなく、2回目ストップの後ハミルトンの前に出たが1コーナーで抜き返されてしまう・・・・・。「首」が痛いんじゃしょうがないネ~!

そのままアロンソーハミルトンーキミちゃんの並びでゴール・・・・・・。体調が万全でない状態での「3位」は良しとする他ないだろう・・・・・・・・・・!

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

L・ハミルトン

マクラーレン メルセデス

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

N・ハイドフェルド

BMWザウバー

キミ・ライコネン

「昨日のアクシデントで首が痛く、タフなレースになってしまった。ブレーキング時に頭部を保持しているのが難しかったからね。今日はマクラーレンに対抗する十分な速さがなかったけど、それは先週のテストから判っていた。」

<つづく>

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2007年12月 3日 (月)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その12

【Round 12 トルコGP】

Circuit_istanbul ニュルブルクリンク戦(第11戦)のあと3週間の「夏休み」をえての第12戦「トルコGP」。

西洋と東洋(中東?)の文化が入り混じったこの地でのグランプリ開催は2005年からである。

開催サーキットの「イスタンブール・パーク」はイスタンブール郊外にあり、かのヘルマン・ティルケ(最近のグランプリサーキットは彼の設計によるモノがほとんどダ!新装なった「富士スピードウェイ」も彼の手によるモノ)が設計を担当し、充実した設備と安全対策を誇る最新鋭のサーキットで、起伏が多いレイアウトはベルギーのスパ・フランコルシャンによく似ていると例えられる。また、現在のF1開催サーキットの中では珍しく反時計回りのサーキットであり、ティルケの現時点での最高傑作と言われているようダ。

Turgp_017 Turgp_016

特に「左ターン」が三つ続くまるで“馬に背”のような「ターン8」はドライバー達にとって物凄く「チャレンジング」であり、しかも「タフ」なコーナーであろう!プレ2でやってみても、かなり「強烈」な左回りであるのが判る!実車だったら、ドライバーの首に掛かる(右方向に)負担は相当なモノだろう!!

・・・・・・・、と能書きを書いてみたが、う~ん、「リザルト」的に言えばフェラーリの「1-2」ということで、まぁ「イイ」結果なのだろうけど、キミちゃんファンの個人的な部分で言えばフラストレーションが残るレースとなってしまった・・・・・・。

まず、なによりも予選の「Q3」での失敗が大きかったよネェ~・・・・・、マッサよりも燃料の積載量が少ないオペレーションなのにも関わらず、最終アタックで「失速」し、自分よりも「重い」マッサにポールポジションを獲られてしまったというのがイタイ!!ハミルトンは軽かったんだろうけど!?「Q1」1位、「Q2」2位だったんだけどネェ~・・・・・・・・、キミちゃん!!

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決勝も、スタートでアウトサイドの「ライン」が有利なフェラーリ勢が「1-2」で1コーナーを通過し(キミちゃんがスタートでハミルトンを交わす!)、その後展開も大きな変化もなく、マッサの「定番」先行逃げ切りというパターンで決する・・・・・・。まぁ、チームの方から「2人」にたいして“キープ”の指令が出ていたようだし!?(コンストラーズタイトルの行方も絡んでいる事だしネ!)

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しかし、最終ラップでマッサとの距離をワザと開け、ファーステストラップをそこで刻んでみせたのが、このレースでのキミちゃんの「ウサ晴らし」だったようだ!「一番速いのはオレだ!!」と言わんばかりに!!

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

F・マッサ

スクーデリア フェラーリ

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

N・ハイドフェルド

BMWザウバー

・・・・・、これ以上書く事も無いので「レース」の映像でも観てちょ!!

<つづく>

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2007年12月 1日 (土)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その11

【Round 11 ハンガリーGP】

Hungaroring タイトル争いと「スパイ疑惑」で盛り上がる?2007シーズンもいよいよ中盤戦の「ハンガリーGP」!

ハンガロリンクは、ハンガリーの首都ブダペスト郊外にある全長4.384Kmの低速サーキット。1986年に「東側(旧共産圏)」の国としては初めてのF1が開催されたところである。

かつては全長4Kmほどに20個以上のコーナーがあった。それからホームストレートの延長、コーナーの削減など改修を行い、現在のような形となった。しかし、オーバーテイクがほぼ不可能で非常に遅いという特性は変わらなかったため、ドライバーには不評。そのため、レースでは、ポールポジションをとったドライバーがそのままポールトゥーウィンを果たすことが多い。「ガードレールのないモナコ」と呼ばれるほど典型的な「ミッキーマウスサーキット」である。

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今年の「モナコGP」のリザルトを見ても、「この手」のツイスティなコースは今季のフェラーリの使用シャシー「F2007」のようなロングホイールベース車にとってはちょっと「ツライ」ところダ!?まぁ~、モナコの頃に比べれば、車体のアップグレードも大分進んでいるようだし、ここのコースに合わせた「サスペンション・キット」を当然の事ながら持ち込んでいるハズである。

「スパイ疑惑」、「情報漏洩問題」に関しては、いよいよイギリスやイタリアの捜査、検察当局を巻き込んでの異常な事態に発展してきた!イギリスの捜査当局は、マイク・コフランの自宅から、ナイジェル・ステップニーから渡されたという、フェラーリF2007に関しての関係書類を押収。マクラーレン・メルセデスは(ロン・デニスは)この一件に関してまったく関与していないという声明をリリース。フェラーリのCEO、ジャン・トッドはお互いのチームの情報に関して実は「密約」が存在したというようコメントを発表!?・・・・・・、どうなってんだろう~ネェ~!まったく!!

この問題を受けて、国際自動車連盟(FIA)は7月26日に世界モータースポーツ評議会のMclaren_dia_steering_l 臨時総会を招集。「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス」に対してペナルティーを科すことはないという決定を下した!しかし、26人の審議員からなる臨時会議は、ロン・デニス率いるマクラーレン・メルセデスがフェラーリの秘密事項を不当に所持したという点については国際スポーティング規約に反しているものとして有罪の判決を下している。
しかし公式声明の原文には、“だが、この情報がFIA主催のF1世界選手権シリーズの開催を不適当に妨害したという証拠は認められない”との表記もされている。
とはいえFIAは、もしマクラーレンが“将来的にフェラーリの情報を不当に使用したという事実が認められるとすれば”、2007年と2008年のチャンピオンシップから同チームを除外する可能性もある?と述べているのだ。

またこの声明によると、現在スパイ疑惑がかけられているナイジェル・ステップニーとマイク・コフランがFIAの法律部門によって調査を受けていることも明らかにされており、両者が長期にわたって国際モータースポーツの舞台から締め出される可能性もあるということだ。

F12007spaxp0514 スクーデリア・フェラーリにとっては、この「裁定」は到底受け入れられるモノでは当然!無く!FIAにアピール!!イタリア自動車連盟を通してFIAの「国際控訴裁判所」に訴えをおこし、判断を「控訴審」に委ね、9月13日にその公聴会が行われる事が決定した!!・・・・・・・。

そして、このハンガリーGPでマクラーレン・メルセデスの2人のドライバーの「確執」が予選の最中に、ついに露呈してしまう!

それは「Q3」での最後のアタックの前のピットインで起こった。アロンソ、ハミルトンという並びでピットへ向かい、アロンソが先にタイヤ交換を行う。しかしアロンソはジャッキが外され、クルー(ロリーポップマン)が「GOサイン」を出してもピットを出なかったのである!これでは後ろで「待たされている」ハミルトンは溜まったモンじゃない!!残り1分38秒のところでようやくピットアウト!ハミルトンには、タイヤ交換してもう「1アタック」する時間は残されていなかったのだ!そして、当然の事ながら、アロンソは「渾身」のアタック、それまで「暫定」1位だったハミルトンのタイムを更新してしまう!!

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予選が終了してから、その深夜、この予選中に起きたアロンソの「行為」は審議の対象となり、FIAから公式プレス・リリースが出された。

「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス、カーナンバー1、フェルナンド・アロンソのトップタイム抹消。予選順位5番手降格。

並びに今レースでのボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのポイント剥奪」

ポール・シッターはハミルトンとなった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

我が、キミちゃんとスクーデリア・フェラーリであるが、今回のハンガリーGP、「善戦」した方なのでは!?、結局ハミルトンに優勝を持って行かれてしまったが、このコース特性で予選3位、決勝2位というリザルトは悪くないと思う。(リタイアに比べれば全然マシだ!)

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

L・ハミルトン

マクラーレン メルセデス

K・ライコネン

スクーデリア・フェラーリ

N・ハイドフェルド

BMWザウバー

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

レースの終盤、ハミルトンを1秒差まで追い詰めたが(ハミルトン車にもハンドリングで問題発生)、やはりここでは大きな「決め手」がない限り抜く事はできないのだ!惜しかったんだけどネェ~・・・・・・。

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これからのスケジュールでは、どちらかと言えば「F2007」向きのコースが多く控えている。が「MP4-22」のアップデートも負けず劣らず進化しており、気を抜く事はできない!!

<つづく>

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2007年11月28日 (水)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その10

【Round 10 ヨーロッパGP】

Nuerburgringgpstrecke キミちゃんの「2連勝」の後迎えた「ヨーロッパGP」。

開催サーキットである「ニュルブルクリンク」は1927年に開設され、当初は全長が22.8kmの巨大な北コースと全長7.7kmの南コースの2つに分かれており、現在は北コースが20.8km、南コースが5.1kmとなっている。

1984年に全長4.5kmの新たな南コースが建設され、1995年にニュルブルクリンクでのF1グランプリが復活し、ビートルシケインの形状が小変更された後の2002年に1コーナーが大きく改修されたため、全長は5.1kmとなった。現在のF1ではこの南コースを使用している。

ニュルブルクリンクといえば「旧コース」での「高性能市販スポーツカー」の最終的な実験場としての在りかたの方が最近は有名である。

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今回のヨーロッパGPであるが、個人的には2連勝の後だけに、「・・・・・・・。」という毎度のパターンであった。せっかくのポールポジションも(9戦振りダ!)水の泡と化した・・・・・。やはりここに来て、クルマの「信頼性」という部分が大きく関わってくるのだ。しかも「油圧系」のトラブルなどというのは、フェラーリの様なトップチームでは本来許されない様な事であると感じる!マクラーレン・メルセデスは相変わらず「ノートラブル」なのだ!

しかし、今回予選の「Q3」セッションにおいて、初めてハミルトンがクラッシュに見舞われる。6速全開で左から右へと高速で抜けるS字区間(ターン8)で右前輪がバーストし、コントロールを失ったクルマはそのまま「グラベル」へ一直線にコースから外れてしまったのだ!

ハミルトンのMP4-22はほとんど減速もできぬままタイアバリアにつき刺さってしまった!映像を観た瞬間、「足が折れたのでは!?」と思えたぐらいの勢いだったのだが、幸いにも本人自らクルマかれ出る事が出来、大事には至らなかったようである。

このクラッシュの原因を、チーム側はタイヤ交換時の作業ミスによるモノと公式発表したが、ハミルトン車の車載映像を観る限り、「サスペンショントラブル」などでは無く、どう観てもBSタイヤの「バースト」が主原因と思えてならないのだが・・・・・・・??

あまり今回は多くの事を書くような気持ちにならないのだけど、決勝レースは「天候」に大きく左右された「荒れた」展開となり、キミちゃんは前述の様に「油圧トラブル」でリタイア、マッサに到っては、その多くをラップリーダーとして走りながらも、終盤にアロンソとの「勝負負け」を喫してしまい、優勝をアロンソに持っていかれてしまう・・・・・!

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

F・マッサ

スクーデリア・フェラーリ

M・ウェーバー

レッドブル・ルノー

DNF

K・ライコネン

スクーデリア・フェラーリ

・・・・・、個人的に言えば、「リタイア」はキツイネェ~!チャンピオンシップを争う上では・・・・・・・・・!

そして、「スパイ疑惑」の一件ではホントにステップニーからマイク・コフランに「F2007」に関する関係書類、図面が渡っていたようで(書類枚数にして約130ページ以上らしい!?)、フェラーリとマクラーレンの間での緊張感はタダ成らぬ状況へと発展していく!

<つづく>

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2007年11月25日 (日)

キミ・ライコネン 2007シーズンレビュー その9

【Round 9 イギリスGP】

Circuit_silverstone_2 「ハミルトン・フィーバー」に沸く英国内!英国民の誰もが自国ドライバーの優勝を信じて疑わなかっただろう!!今シーズンデビューした「ルーキードライバー」が、「6戦目」で初優勝、そして「7戦目」も連勝し、ここまで全戦表彰台入賞でリタイア無し!、しかも「ポイント・リーダー」というオマケ?まで付いた“驚異的”な戦績なのだから、盛り上がって当然だ!!

イギリス人ドライバーによる「イギリスGP」での優勝は2000年のデビッド・クルサード(マクラーレン・メルセデス)以来無いのである。

第9戦の舞台は「ドーバー海峡」を渡り、伝統のクラシック・コースである「シルバーストン・サーキット」。1950年5月13日に、この年から始まったF1グランプリの開幕戦が行われ、1987年以降は毎年イギリスGPが開催されている。不安定な気候と相まって、過去にさまざまな名勝負が見られた。元は空軍の飛行場であったため、平坦なのが特徴。1948年にサーキットとしてリニューアルされ、最初の頃は正五角形に似た形をしていたが、シケインの設置やインフィールド・セクションの増設等を経て1991年に大改修を施し、複合コーナーが多数配置され現在は高速テクニカル・サーキットとなっている。1997年に現在のレイアウトになった。

ちなみに、我が敬愛するもう1人のドライバー、ジャック・ヴィルヌーブも「1996年」、「1997年」とここで連勝している!

そして、「スパイ情報漏洩」問題だが、スクーデリア・フェラーリは7月3日に「ヘッド・オブ・Photo_2 パフォーマンス・デベロップメント」の職にあったステップニーを解雇したことを明らかにした。ミハエル・シューマッハー、ロス・ブラウン、ジャン・トッドらと共に“ドリームチーム”の一員でもあったステップニーだが、チームは先月、彼を相手取って裁判を起こしたことを発表。彼を告訴した理由の詳細はいまだ公にされていないものの、チームに対する妨害工作に関係する訴訟である事には違いないようだ。

更に、ステップニーが「機密情報」を流した「相手」、マクラーレン・メルセデスの「大物?」デザイナー(エンジニア?)と言われていたのは、どうも「マイク・コフラン」らしいのだ!

マイク・コフランといえば、一時期(2002年)フロント・サスペンションのロアアームの「ツインキール」化を「アローズA23」(スーパーアグリSA05の原型となった車体だ)でデビューさせ、トレンド化させた「デザイナー」である(現在は「ゼロ・キール」が主流)。その後マクラーレン・メルセデスにリクルートして来たのである。

ステップニー本人は否定しているが、現在タイトルを争っているライバルチーム同士間で起きてしまった事だけに、パドックに「激震」が走った・・・・・・!

第9戦イギリスGPは、予選でルイス・ハミルトンが「ポール・シッター」になった事で更なるFrance07hamilton_2盛り上がりを見せていた!!最前列の横2番手に我がキミちゃんが居ようとも、英国民は 7年振りのイギリス人による優勝を「ほぼ」決まったように感じていたのでは!?

しかしながら、このイギリスGPあたりからマクラーレンのチーム内で「不協和音」の兆しが出始めてしまう。今まで、2人のドライバー間で共有し合ってきた「セットアップデータ」(特にタイヤとサスペンションのバランス関係)を、どうもアロンソが「拒否」したらしいのだ!?それにより、金曜日のハミルトンの走行タイムはフリー走行1はトップを獲ったものの、フリー走行2は4番手に降格し、トップを我がキミちゃんに獲られてしまう!ハミルトンはセットアップが今一歩決まらないようなのだ。彼の「ターン・イン」の速い「オーヴァー・ステア気味」のドライビング・スタイルからいえば、この中高速コーナー主体の「シルバーストン」は元々あまり合っていないのかも知れないし、どちらかといえば、「プッシュ・アンダー気味」にコーナーを立ち上がってくるドライビング・スタイルのアロンソに向いているコースと言えるのではなかろうか・・・?

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一方、我がキミちゃんとスクーデリア・フェラーリは、車体のアップデートも順調に進み、今回は「エンジン」もアップグレードされ、今まで苦労していたセットアップもキミちゃん好みのモノ(車体の荷重移動を無理なく使い、スロットルとブレーキで「瞬時に」、「滑らかに」オーヴァーステアにし車体の向きを変える)に成って来た!F2007は「ロングホイールベース」なので、彼好みのセットアップにするのが難しかったようだが、前戦のフランスGPからサスペンションのアップグレードと車体バランスの改善も大分進んでいるようである。どちらかといえば、このシルバーストンよりもマニクーで調子よく速かったというのがその証明だろう!?

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決勝は「なんとか」ポール・ポジションを奪ったハミルトンが先行するが、タイヤの使い方に問題を抱えている(マクラーレンは「ハード」、キミちゃんは「ミディアム」選択)彼は早々と16周目に1回目のピットイン、しかもピットアウト時に焦ってミス!様子を見ていたキミちゃんはその間「ファーステストラップ」を刻み、17周目にピットへ。その間アロンソがトップに立ち、19周目にピットイン!短いストップでそのままトップで復帰、アロンソが「逃げ切り」の体勢に入り、キミちゃんとの差を広げ始める!しかし、「バックマーカー」に詰まり始め、4秒以上キミちゃんとの差が広がらない。

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1回目の給油量が少なかったアロンソは、早目の2回目ストップで37周目にピットロードへ、ここぞとばかりにキミちゃんが飛ばし始める!43周目に2回目のピットインを済ませ、コースに復帰した時にアロンソの前に!!更にアロンソとの差を広げて(6秒差)そのまま「チェッカー」!!2連勝、3勝目ダァ~!!マクラーレン・メルセデスに在籍していた時には勝てそうで勝てなかった「イギリスGP」、ようやく制覇!!

Pos

ドライバー

チーム

グリッド

K・ライコネン

スクーデリア フェラーリ

F・アロンソ

マクラーレン メルセデス

L・ハミルトン

マクラーレン メルセデス

R・クビカ

BMWザウバー

・・・・・、チャンピオンへの「扉」はまだ閉ざされていないのだ!!

キミ・ライコネン
「素晴らしいレースだったね。予選でミスをしてすごくガッカリしていたけど、それを取り戻すことができた。それでももしポールからスタートしていれば、もっとラクだっただろうね。クルマはソフトタイヤでもハードタイヤでも、とてもよく機能した。僕たちは週末の間ずっと強かったから、次のレースでもこの調子が続いてくれることを願っている。それがどんなに難しいかってことは分かっているけどね。最初のスティントではタイヤに注意して燃料をセーブしようとしたんだ。ある時点でルイス(ハミルトン/マクラーレン)にすごく接近したけど、リスクを負いたくなくて、彼が僕の前にピットに入ることを願っていた。第2スティントではアロンソ(マクラーレン)が異なった戦略を取って、僕の前でピットインすることが分かっていた。彼に遅れずについていって、ここという場面でプッシュしないといけなかった。とてもうれしいよ。僕たちはドライバーズランキングで追いつくことができたし、まだシーズンは十分残っている。僕たちはクルマの開発を推し進めていかないといけない。正しい方向に向かって作業をしていっているよ」

ジャン・トッド
「キミ(ライコネン)は最初から最後まで堂々としていた。われわれに今シーズン5勝目をプレゼントしてくれたし、彼にとってはフェラーリでの3勝目、そして2戦連続の優勝だ。フェリペ(マッサ)は見事なレースをしたが、スタートでテクニカルトラブルに見舞われて、ピットレーンからのスタートを余儀なくされた。このハンディキャップを考えると、5位でフィニッシュできたことは本当に目覚しいものがある。われわれはライバルのホームサーキットでの勝利を喜びつつも、今シーズン、依然としてもう1つの確証が得られていない。われわれのアキレス腱(けん)は信頼性だ。われわれは再び貴重なポイントを失ったために、コース上で最高のパッケージを有していたとしても、コンストラクターズランキングで差を縮めることができなかった。信頼性のレベルを最大限取り戻すために、パフォーマンスの開発に一生懸命励む必要がある。成功するためには、シェルを始めとするテクニカルパートナーすべてのサポートが不可欠だ。彼らは素晴らしい仕事をしてくれている。この連勝を続けていくために、努力を無駄にしないようにしていかないといけない」

ルカ・バルディセッリ
「素晴らしいレースだった。ドライバーもクルマも素晴らしかった。フェリペのクルマにトラブルが起きたことは残念だったとしてもね。原因はまだ分かっていないが、あれでマニクールの再現とはいかなくなった。キミの選択した戦略はうまくいって、優勝へ導いてくれた。われわれは信頼性を向上させると同時にパフォーマンスも改善するために、同じように努力して働き続けなくてはならない。明後日から、スパでのテストが始まる。新しいパーツを試すつもりだ。目標を達成したければ、チャンスを無駄にすることはできないからね」

<つづく>

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