カテゴリー「2008レビュー(キミ・ライコネン)」の記事

2009年3月23日 (月)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その11

[ Round 14 イタリアGP ]

Gp_track_italy ‘ティフォシ’あるいはキミちゃんファンとしてはまたもや失意のまま迎えるコトとなった‘聖地’モンツァ。いよいよヨーロッパ・ラウンドも最後のレースとなり、前戦のスパでのレース結果を考えれば一様ルイスが3位降格となり、‘タナボタ’でマッサの優勝というコトで、同じティフォシでもマッサファンにとっては意気揚々と迎えられる‘ご当地’グランプリなのかもしれないが・・・・・・ネ!?(妬み?)

個人的には、・・・・・・う~ん、例によってあまりグダグダ書くコトもナイのだけど、・・・・・・まぁ、一様ザーッと・・・・・・・書こうかナ、‘聖地’だしネ。

イタリアGPが行われるサーキット、「アウトードロモ・ナツィオナーレ・モンツァ」はご存知のようにフェラーリの聖地と言われ、お膝元である。1980年にイモラでイタリアGP開催された以外はF1が始まった1950年から現在まで毎年イタリアGPが開催されているサーキットであり、4本のロングストレートを3つのシケインと2箇所の複合コーナーで結んだレイアウトで、現在F1が開催されているサーキットの中で平均速度が最も速い超高速サーキットである。2007レビューでも書いたかもしれないが、2005年に我がキミちゃんがレース中に名機「マクラーレン・メルセデスMP4―20」で最高速度370kmを記録しているのダ。これはF1レースでの歴代最高速なのデス!!

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2008年シーズンのイタリアGPでまず最初に驚いたのは、・・・う~ん、ひょっとしたら過去のこのモンツァで開催されたイタリアGPで、3日間を通してウェット・コンディションだったというのは初めてなのではナイだろうか!?長年F1を観続けているけど、「雨」のモンツァってホント記憶にナイのよネ!?しかも、前述のようなコースレイアウトなだけに、雨が降ってしまうとどうにもならない、というか手も足も出ないという状況になってしまうし・・・・・・。アメリカの「IRL」や「NASCAR」でのオーバルコースのレースでは雨が降ってしまうと‘ディレイ’あるいは‘中止’となってしまうが、・・・・・このモンツァも性格的にはオーバルに近いようなコースなんだけど、・・・・・ドライバーは怖いだろうナァ~~やっぱ?

そして、問題のレースだけど、・・・・・サラ~~っと流しますsweat02 ・・・・・・・はっきり言って我がキミちゃんにとっては予選も決勝もまったくハナシにならないレースだったし、チャンピオンシップ・テーブルでも、計算上はまだ僅かな可能性が残されていたが、前戦スパでの‘敗戦’で事実上は終了に等しい状況だし・・・・・・。しかし、このレースでやはり書かなければならないのは悪コンディションの中、しっかりと予選でポール・シッターとなり、そのまま決勝レースも逃げ切って初優勝を遂げた期待の若手「セバスチャン・ヴェッテル」のコトだろう!!間違いなく次代のカリスマとなるべくドライバーだろうし、過去の歴史からみても、その名を歴史に刻むドライバーというのはこういうチャンスを絶対に落とすコトはナイのダ!!すでに多くのファンを虜にしているようだし、「ミニチャンプス」のミニカーもヴェッテル車はスゴイ人気で売れまくっているようだしネ!?

チーム自体もその前身である「ミナルディ」の時代からみても‘快挙’とも言うべき初優勝であり、‘親チーム’のレッドブルさえも追い越してしまったようなカタチなのである!!

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次戦よりいよいよ我が‘サーカス一座’は旧大陸をあとにして最後の遠征となる。そしてF1史上初の「ナイトレース」はどんなエンターテイメントを生むのであるだろうか??

[ Round 15 シンガポールGP ]

470pxsingapore_street_circuit_v2_sv F1史上初となる「ナイトレース」が行なわれるシンガポールGP。シンガポールの中心地のマリーナ湾岸地域に特設された「マリーナベイ・ストリート・サーキット」で開催され、そのコースは反時計回り5.067kmキロの市街地コースで、ロングストレートを特徴とし、左回りのコーナーが14、右回りのコーナーが10配置されている。心配された夜間照明設備に関しては、そのTV映像を観た限りではまったく問題がナイぐらいに必要とされる光量が確保されていたようである。・・・というか、映像的には(視覚的には)F1マシンがサーキットを走っているというよりも、‘光のトンネル’の中をF1マシンが永遠と走っているような感じで、なんかヒジョーに‘幻想的’で不思議な感覚に捉われてしまうのである。照明を担当するのはイタリアの「ヴァレリオ・マイオーリ」社。

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コース上の明るさは問題ナイにしても、我がスクーデリアからすれば、夜間というコトで路面温度が上がりずらい、つまり「F2008」が戦闘能力を発揮するのにライバル達(特にマクラーレン・メルセデス)よりもちょっと不利な状況下にあるというコトなのである・・・・・。我がキミちゃんは初コースに強いという利点はあるのだが・・・・・・・、しかし、この初開催のシンガポールGPで信じられない力を発揮して、「息」を吹き返したのは今季ここまで戦闘力の劣る道具「R28」で戦い続けてきた2005、06年のチャンピオン、フェルナンドだったのである!!予選「Q1」ではキミちゃんがトップ通過、フェルナンドは‘走らぬ’マシンでスクーデリア、マクラーレンの各2台、BMWザウバーの1台に続いて6位通過!しかし、「Q2」はマッサがトップで通過、そしてフェルナンドは残り4分というところでマシントラブル!!クルマをランオフエリアに止める・・・・・・・・。クルマから降りてきたフェルナンドはここまで調子が良かっただけにヒジョーに悔しそう!!思わず溜息が漏れてしまう・・・・・・。

結果的にポール・シッターはマッサ、ルイスが2番手、キミちゃんが3番手、「Q2」でストップしてしまったフェルナンドは15番手で決勝に臨むコトとなったのだが、逆にフェルナンドは割り切って燃料を多めに搭載し、ピケJrのクラッシュに始まったセーフティカーの出動、ピットストップ時のドタバタなどによりレース展開は荒れ、・・・・・・・我がスクーデリアもピットストップ時にマッサが給油ホースがまだ外れないウチにスタートしまい給油装置を壊し、しかもピット上で立ち往生してしまうという‘事故’の影響で、その後ろで待機(でも、ナゼ同じタイミングでピットに入れるのヨ!?)していたキミちゃんも大幅なロスタイムを被ってしまう。・・・・・・気がついてみればナント、フェルナンドがトップとなっていたのである!!

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そしてそのままチェッカー!!・・・・・・さすが‘ダブルチャンピオン’というレース運びであったし、誰もがその結果に頷けるというリザルトであったのダ。

我がキミちゃんと言えば、残り4周でターン10のウォールにクラッシュ! これで4戦連続ノーポイント・・・・・・・・。

ひたすら‘不運’は続くのであった・・・・・・・・・。

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2009年3月 5日 (木)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その10

[ Round 13 ベルギーGP ]

Circuit_spa_2007 ・・・・・・!運命の‘スパ・フランコルシャン’・・・・・・・・、我がキミちゃんにとって得意中に得意なコース!!であり、2004年、2005年、2007年と連勝中(2006年は老朽化したピットとパドック施設の改修工事の為開催されず)、ココで負けるワケにはいかず、っていうかココで勝てなければ事実上今季(2008シーズン)は終わってしまうも同然!キミちゃんにとってはまさしく‘背水の陣’なのである!!

スパ・フランコルシャンで初めてグランプリが開催されたのは1942年。歴史は長く、とても興味深いものばかりだ。スパ特有の変わりやすい天候(スパ・ウェザー)のため、ドライバーにとってこのコースはとても難しい。このサーキットはコースの一部分で日が射していても、別の場所では雨が降っているようなこともまれではないからダ!サーキットはレース専用の部分と公道が混在していたが、常にレースが開催できるように公道部分にバイパスが作られ、現在は完全なレース専用のクローズドサーキットである。2007年に再び‘バスストップシケイン’とピットレーン施設を改修した。難易度の高い高速コーナーが多い事から、ドライバー達のコースに対する評価と人気は高い。

’元祖天才’ジム・クラークはこのサーキットが嫌いだったと言われているが、1962年から1965年まで4連勝を達成している。1988年から1991年の4年間、‘天才’アイルトン・セナが連勝。そして1992年、マイケルの初優勝がここで訪れた。1993年、1994年とデイモン・ヒルが連続優勝を果たすも、翌年からはマイケルが再び3年連続で優勝をつかんでいる。2001年、2002年もマイケルが連勝し、2003年は政治的問題でF1のカレンダーから外されてしまったが、2004年に1年のブランクを経て復活、当時マクラーレン・メルセデスに在籍していたキミちゃんが、‘走らぬ’シャシー「MP4-19」のアップデート版「19B」で優勝してから前述のように連勝中なのである。

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世界中のキミちゃんファンが注目するスパのウィークエンドがスタートした!金曜午前のフリー走行1回目はマッサが1番時計で、2番手はキミちゃん!その後にルイスとコヴァライネンが続く。まずまずのスタートである。今回我がスクーデリアは「シャーク・フィン」を外したミドル・ダウンフォース仕様の「F2008」を持ち込んで来ている。そして午後のフリー走行2回目、わずかに湿った路面の影響を受けてキミちゃん、ターン9‘スタブロ’でコースオフ!!バリアに激突、リアウイングを失ってしまった!!なんとかピットまで戻ったものの、そのままセッション終了・・・・・。一方、チームメイトのフェリペ・マッサにはトラブルもなく初日終了、この日の最速タイムはマッサが午前のセッションで記録したものだった。

「ターン9でコースオフを喫した時、縁石に乗ったんだけど雨の影響で表面がかなり滑りやすかった。スピンを喫してバリアに衝突、それでおしまい。リアウイングが破損しただけじゃなく、床もダメージを負っていたから時間内に修復できず、残念だった。それにまだ序盤のうちにニュータイヤで走りだした時も雨が降り始めて時間をロスしたから、それもガッカリだ。明日はドライで一貫した走りができるよう、午前中に雨が降らないことを願うよ。今朝はいくつか小さな電気系のトラブルがあったけど、それ以外、マシンはそれほど悪くなかった。明日、何ができるのかは状況次第だし、天気が重要な要素になることは間違いない」

そして土曜午前のフリー走行3回目、この日も上空は曇り空となっており、ホームストレートは湿っている状態。そのため、すでにウエット宣告がなされ、どのドライバーもまずはスタンダードウエットタイヤ(インターミディエイトタイヤ)でセッションを開始。午後の予選に向けてヒジョーに難しい路面コンディションとなっている。セッション開始直後はほとんどのクルマがインストレーションラップを行なっただけで、ガレージで待機。セッション中盤から、BMWザウバー、トヨタ、トロロッソ、ウィリアムズなどが積極的に走行、路面は少しづつ乾き始め、ドライタイヤでの走行が可能となるとルイスがコースイン!ここまででの全体のファーステスト‘1分48秒356’を刻む!!セッション残り時間が1分少々となると、ニックが1分47秒876をたたき出してトップに浮上! コヴァライネンはセクター1の最速タイムを再び刻んだが、ニックを上回れずに2番手にとどる。フェルナンドが3番手、ルイス4番手、マッサ5番手、キミちゃん7番手でセッション終了・・・・・・、午後の予選を迎えるコトとなる。

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予選開始時のコンディションは曇り、気温17℃、路面温度16℃、湿度65%。午前に行われたフリー走行はウエットコンディションからドライコンディションへと変化したが、予選はドライコンディションでスタート!「Q1」、天候変化の可能性もあり得るため、トップチームの面々も序盤からコースイン!ルイスが早々と1分46秒887を叩き出す!コヴァライネンが2番手タイムとマクラーレン・メルセデスの2台が速い!キミちゃん4番手、マッサが3番手。セッション終了間際にコヴァライネンが1分46秒812でトップタイム!マッサ、ルイス、キミちゃん、ニックという並び。が、最後の最後でブルデーが1分46秒777を叩き出しトップに立つ!!ここで「Q1」終了。

「Q2」開始直後にキミちゃんが1分46秒298をあっさりと刻み、最速タイムを更新!!が、コヴァライネン1分46秒037、ルイス1分46秒088で抜き返し、1-2。悔しいがマクラーレン・メルセデス・デュオがイイパフォーマンスを魅せる!!15分間の‘最速Q2’はあっという間に終了し、結局コヴァライネンのタイムが今週末の最速タイムとなる。

決勝レース分の燃料を積んだ状態で挑む10分間の「Q3」、先陣を切ってコースに飛び出したマッサが1分48秒666を叩く!が直後にアタックしたキミちゃんが1分48秒513をマーク!しかしルイスが1分47秒973でスクーデリア・デュオを上回る!!コヴァライネンも2番手に飛び込み、再びマクラーレン・メルセデス勢が1-2!!そして最終アタック、マッサ、ルイス、キミちゃん、コヴァライネンの順でタイムアタック開始、マッサがセクター1で最速タイムをマーク、がルイスがすぐに上回り、マッサはセクター2でファステストを刻みセクター3へ進入!が、ルイスはセクター2終了時点でマッサのタイムを0.5秒も上回っていたのダ!マッサ1分47秒678、がルイスが1分47秒338を刻んでトップを維持!!我がキミちゃんといえば1分47秒992で4番手、コヴァライネンが3番手というオーダーでタイムアップ。フロントロウはルイスとマッサ、キミちゃんは2列目から‘4連覇’を狙うというコトになったのダ・・・・・・・・。

「Q3の2回目のアタックでは、ターン7(マルメディ)で膨らんでしまうミスを犯してしまった。残念ながらタイムをロスしてしまい、上位グリッドを逃すことにつながってしまった。それでもマシンは僕の望むどおりに走ってくれたから、満足しているよ。もちろんもっとやれたはずだから少し残念だし、4番グリッドというのは勝つために理想なポジションからは少し離れている。でも、希望を失うって意味じゃないさ。僕らにはレース距離で高いポテンシャルがあるって知っているしね。天候がカギとなるだろうけど、可能な限りがんばるよ」

翌日曜の決勝、スタート直前のコンディションは気温16℃、路面温度16℃、湿度71%、レース前の雨により路面状況はウェット状態、20台のマシンがグリッドにつき、レッドシグナルが点灯。ブラックアウトとなりレースがスタート!!ポールシッターのルイスが順当にトップをキープして‘ラ・スルス’に突入、マッサ、コヴァライネンがスタートに失敗し、その隙にキミちゃんが2番手にジャンプアップ!!幸先の良いスタートとなり、ルイスの後ろに取り付いたのダ!!そして2周目の‘ラ・スルス’でルイスが痛恨のスピン!これで差を詰めたキミちゃんが‘オー・ルージュ’をテール・トゥ・ノーズで駆け抜け、‘ケメルストレート’でスリップストリームに入り、ルイスをオーバーテイク!!キミちゃんがトップに立ったのダ!!しかしココからキミちゃんとルイスの「ガチンコ勝負」が幕を開ける!!お互いにファーステストラップ更新の応酬は続き、3~5秒間ギャップのまま推移していく。

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12周目にルイスがピットイン、6.8秒のストップ、キミちゃん13周目に7.1秒のピットストップで、ソフトタイヤを履いてピットアウト。ルイスの前をキープ。14周目にマッサ、コヴァライネンがピットストップを行い、キミちゃん、ルイスの後ろへと下がる。25周目を終えたところで先頭のキミちゃんとルイスが同時ピットイン。キミちゃん9.1秒、ルイス8.7秒で両者ともにハードタイヤに履き替えたため、どちらも2ストップ作戦ということになった。あとはコース上でのバトルということになるが、キミちゃんとルイスの序列は変わらず。

残り周回は15周。先頭キミちゃんと2番手ルイスのタイム差が2秒弱となってしまう!ルイスはタイヤには厳しいが熱入れが比較的容易でマクラーレン・メルセデスのほうがハードタイヤを履きこなせるようなのだ。キミちゃん、なんとか持ちこたえ2秒のギャップをキープ、残り周回が10周を切ったあたりでフェルナンドが空模様を気にして、しきりにピットと無線交信を続けている!残り8周で首位を走るのはキミちゃん、2秒後方にルイス、その3秒後方にマッサ、4番手にフェルナンド、ブルデー、ヴェッテル、ニック、クビサという並び!そして・・・・・・・!残り6周というところで「雨」がポツポツと落ち始める!!ここまでのファステストラップはキミちゃんが24周にたたき出した1分47秒930だが、この時のキミちゃんのタイムは1分49秒347!4周を残してキミちゃんとルイスのタイム差が1秒まで縮まり、ルイスはキミちゃんより0.6秒も速いラップタイムで攻め立てる!!

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残り3周 バスストップ・シケインでルイスがトップのキミちゃんに並ぶが、耐えきれずにコースアウト! しかしルイスはシケインをショートカットすることになり、一瞬下がり、ポジションをキミちゃんに譲った。が、再び第1コーナーで仕掛け、キミちゃんをオーバーテイク!キミちゃん負けずにラ・スルスでルイスの背後に付け(というか‘プッシュ’していた)チャンスを窺う!がそのままオールージュへ、ところが、その直後に雨脚が強まり、セクター2でルイスがコースオフ! 再びキミちゃんがトップに立つも、今度はキミちゃんがスピン! その間に再びルイスに追い抜かれたキミちゃんはまたもスピンを喫してウオールにクラッシュ!・・・・・・・・・。リタイヤとなってしまった・・・・・・のダ・・・・・・・・。

後方ではフェルナンドとニックがピットインし、タイヤをインターミディエイトタイヤに変更、ルイス、マッサ、ブルデー、ヴェッテル、クビサらはドライタイヤのままコース上に残り、ルイスがふらつきながらバスストップ・シケインを抜け、トップでチェッカーフラッグを受ける。2位はマッサ、ウェットタイヤに変えたニックがゴボウ抜きを演じ、3位に入っている。

しかし、レース審議委員会はレース終了後、42周目の最終コーナーでルイスがバスストップ・シケインをショートカットした際、キミちゃんに対して適切にポジションを譲らなかったことが“フェアではない”と判断した為、決勝結果タイムに25秒を加算するペナルティを下した。これにより、正式結果は

優勝マッサ、2位ニック、3位ルイス、4位フェルナンド、5位ヴェッテル、6位クビサ、7位ブルデー、8位ウェバー・・・・・・・・・・、18位キミちゃん、となったのである・・・・・・・・。

キミ・ライコネン

「ここには勝ちにきて、それに迫ることができたよ。終盤のラップはトラックコンディションがとても危なかったから、残念なことに膨らんで走ってトラックに戻ろうとした時にスピンをして壁に激突してしまったんだ。今日はクルマが本当に調子がよかったから残念だったよ。いいスタートを切ってストレートでフェリペをパスし、ハミルトンが2周目の序盤でスピンしたところをオーバーテイクしたんだ。ソフトタイヤでは良いペースで走ることが出来たけれど、最後のハードタイヤは十分ではなかったよ。この数日に使っていた時よりもパフォーマンスの面で明らかに劣っていたし、クルマのバランスも良くなかった。雨が降り始めたのは完全に何の助けにもならなかったね。このようなコンディションでは、ブレーキングエリアでどれほどのグリップが得られるかわからないから前にいたらより注意深くなるものなんだ。そうやってハミルトンは僕との差を詰めてきて、みんながみたようなことが起きたんだ。2回連続でポイントを取れなかったね。チャンピオンシップの状況はあのようになってしまったけれど、そう簡単には諦めないよ」

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・・・・・・・しかし、このリザルトにより我がキミちゃんの今季(2008シーズン)のチャンピオンシップは・・・・・・・・事実上、「消滅」してしまったのダ・・・・・・・・・・。

(つづく)

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2009年2月28日 (土)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その9

[ Round 12 ヨーロッパGP ]

Valencia_street_circuit_2008 地中海に面し、温暖な地中海性気候で雨量も少ないリゾート地で、マドリッド、バルセロナについでスペイン国内人口第3位を占める‘ヴァレンシア’。

ヴァレンシアはここ数十年高い経済成長を遂げており、おもに観光や建設業に刺激され、またヴァレンシアは地中海でもっとも物流の多い港の一つで、スペインの輸出の20%を担っている。スペイン国内のその好景気と‘アロンソ人気’に押され、2008シーズンより「ヨーロッパGP」としてスペインでの第2のF1開催地となった。

その港に面した1周5.473Kmの市街地コースは、例によってココ最近のほとんどのグランプリコースを設計しているヘルマン・ティルケの手によるモノであり、コースレイアウトの見た目の特性として‘オーヴァーテイク’がかなり期待されたコースであったのであるが・・・・・、しかし、レースウィークが始まってみると思ったほど追い抜きが出来ないというコトが判明してしまい、期待されたような‘スペクタクル’なレースは望めそうもなかったのダ。実際、車載映像を見てみると、このヴァレンシア市街地コースはそのコース左右を大きなコンクリート・ウォールで遮られており、コーナーのほとんどが90度ターンで占められていて、F1のコースというよりはまるで‘インディカー’や‘旧CART’シリーズで行なわれていたストリートコースの様である。・・・・・・ナゼかヘルマン・ティルケが造るコースって、どれもこれも‘抜けない’コースばかりなのよネ!?

そして迎えた予選、ここまでのトップタイムはBMWザウバーのクビサがフリー走行3回目で出した1分38秒754。「Q1」では早くもトップコンデンター達が1分38秒台に入りヒジョーに接近したタイムバトルに。我がキミちゃんも1分38秒台に当然のコトながら突入していくが、・・・・・・・・・?う~ん、なんか‘乗れてナイ’、っていうか、’踏めてナイ’っていう風に感じるのよネ!?マッサに比べて・・・・・・・・・。そしてナンとキミちゃんの「Q1」の通過順位は’13位!’・・・・・・!同じ「F2008」に乗るマッサは‘3位’通過だというのに!!セッション終盤に雨が落ち始めたのが影響しているのだろうか・・・・・・??

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不本意な順位で「Q1」を終えたキミちゃんは「Q2」開始直後にコースイン!1分38秒276を叩くが、またたくまにトップをクビサに奪われてしまう!が、その後トロロッソのヴェッテルが1分37秒842のトップタイムを叩き出す!!続々とタイムが更新されていき、キミちゃんは6位まで降格。マッサは2回目のアタックで2位に浮上するが、・・・・・・・・・、結果的に一番軽い状態でアタックする「Q2」でもキミちゃんは‘8位’通過、トップのヴェッテルから5位ハミルトンまでが1分37秒台をマーク・・・・・・・・。はっきり言って‘危険水域’での通過だったのダ・・・・・・・・・sweat02

なんかイマイチ乗れてナイ我がキミちゃんは結果的に3番手で「Q3」を終えるのであるが、ポールシッターはチームメイトのマッサ!初コースには強いハズのキミちゃんにしてはナ~ンか調子が合ってナイっていうか、・・・・・ホント、タダ乗れてナイ!?っていう状況なのよネ・・・・・・・、それに引き換えマッサは「F2008」が想いのままに動くっていう風に見えるし・・・・・・・・、ナンか悔しいのよネェ~~、ここんところマッサに負け続きだし。

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・・・・・・・、決勝は、・・・・・・っていうか、あえて書く気にもならナイというか(2008レビューはやはりナンか‘投げやり’だナァ~~!?)、前戦のハンガリーGPでマッサに起きたエンジンブローが、今度はキミちゃんに起きてしまったのダ!まぁ、スタートから躓いてしまっているからっていうのもあるけど、‘ノーポイント’というのはヒジョー!!に痛い!!しかも、我がスクーデリア・フェラーリのピット作業でまたもトラブルが発生し、それもキミちゃんが給油リグが抜ける前に発進してしまい、ピットクルーの1人が腕を右リアタイヤにぶつけるという事故を起こしてしまったのである!!やっぱ、少しはアセっていたのかナァ~~?‘アイスマン’らしかぬ出来事だったように思うけど・・・・・。

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決勝結果は、優勝がマッサ!途中ピットストップの後にコース復帰する際、後方からピット作業を終えて迫っていたスーティルとあわや接触しそうになり、マッサのピット出口での行動に対してレーススチュワードは審議対象にすることを決定するが、審議結果はレース後に出されることになった。場合によってはタイム加算ペナルティが下されることになり、それによっては順位が入れ替わる可能性があったのだが、ペナルティとして罰金1万ユーロ(約162万円)が科され、レースの結果に変動はなかった。

2位にルイス、3位がクビサというコトで、チャンピオンシップ・ポイントテーブルも、ルイス70ポイント、マッサ64ポイント、キミちゃん57ポイント、クビサ55ポイントと、相変わらずルイス優勢のままの状態なのダ!!どう考えても次の‘スパ’で勝たない限り今季(2008年)のタイトル防衛は不可能な状況へと追い込まれてきたのダ!!しかし次戦の‘スパ’はキミちゃんにとってヒジョーに得意なコース!!・・・・・なのだけど・・・・・・・・。

キミ・ライコネン

「今日のような1日を終えた場合は、特に話すことはないさ。望んでいた週末にはならなかったことはもちろんだ。このようなネガティブな結果となってしまったが、僕がタイトル争いから脱落したとは考えていないよ。残りレースは6つもあるから、60ポイントを獲得できる可能性があるんだ。事態はますます混乱しているようだけど、これまでも状況が突然変わった経験をしているしね。今日はスタートでポジションを落とし、第1スティントのほとんどでトラフィックに邪魔されてしまった。その後はクリーンな状況で周回でき、いいラップタイムを出して走行することができた。2回目のピットストップでは僕がミスをしてしまい、早く発進してしまったんだ。ピエトロ(ティンピーニ/ピットストップ時に事故に巻き込まれたクルー)が大きなけがをしていなかったことは幸運だ。彼が全力を尽くし、すぐに良くなることを祈っているよ。エンジンが壊れてしまったものの、状況が大きく変わることはないだろう。これから残りのレースに向けた準備に集中しつつ、予選パフォーマンスを改善しなければ」

「悲劇」は更に続くのであった・・・・・・・・・・・・・・。

(つづく)

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2009年2月11日 (水)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その8

[ Round 9 イギリスGP ]

Circuit_silverstone 前戦フランスGPでの不運なメカニカルトラブル(エキゾースト脱落)によりペースダウンを余儀なくされ、勝てるレースを‘フイ’にしてしまった我がキミちゃん、そしてそれにより‘タナボタ’勝利を手中にしたマッサ、この‘10ポイント’の加算により「ダークホース」マッサがポイントテーブルのトップに躍り出るという状況になった!! この時点でマッサ48ポイント、2番手46ポイントでクビサ!・・・・・そして我がキミちゃんが43ポイントで3番手というオーダーである。ルイスは2戦続けてノーポイント、・・・・・という状況で迎えたルイスにとっての‘ご当地’グランプリのシルバーストンだ。

・・・・・・、前年2007シーズンのこのイギリスGPは、我がキミちゃんと「F2007」が抜群の強さを見せつけ、ポール・シッターだったルイスを逆転し、フランスーイギリスと連勝したのであるが、・・・・・、予選はキミちゃんの同胞であるマクラーレン・メルセデスのコヴァライネンが‘初’ポール・ポジション!2番手にはレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが飛び込んダ!!キミちゃんはルイスと‘仲良く?’3番手、4番手で2列目スタート。

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まぁ、結果から言えば‘雨’に翻弄されたレースだったと思うし、我がキミちゃんとスクーデリアは、ピットストップ上の戦略をミスり、・・・・・・・多分、・・・まぁ「タラレバ」だがこのレースも勝てていた?レースのひとつだったように個人的は思うのだけれども・・・・・・・・、ここまでレース中のファーステストラップを6戦連続でキミちゃんが出しているというのが僅かな救いか?・・・・・・そして荒れたレースをルイスがしっかりと浚い、今季3勝目10ポイントを加算し48ポイント、我がキミちゃんは前述の1回目ストップでの誤判断(タイヤ交換せず)がたたり4位5ポイントを持ち帰るのが精一杯、・・・・・・・しかしこれでキミちゃんも合計48ポイントとなり、13位ポイント着外となったマッサに並び、同ポイント首位に返り咲いた。・・・・・のだが・・・・・・・・・。

[ Round 10 ドイツGP ]

Hockenheimring 前戦‘ご当地’イギリスGPでの優勝で勢い付くルイスと‘ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス’、このドイツGPもメルセデス・ベンツからすれば‘ご当地’グランプリであり、ルイスにとっても、マクラーレンにしてもヒジョーに‘気合!’の入ったレースとなる。それが証拠に、このドイツGPが行なわれる直前の開催サーキットであるホッケンハイムリンク合同テストで、いよいよマクラーレン・メルセデス「MP4-23」にも‘トレンド’である‘シャーク・フィン’が搭載されたのである!チーム側のコメントによれば、本番のドイツGPで使用するかどうかはまだ不明というコトらしいが、この運用テスト(実走テスト)でデータ収集し、その結果に差がでれば使用するという。

そして、にわかに囁かれ始めたのが、マクラーレン・メルセデスのここ最近の安定した速さのウラには「手動でトラクション・コントロールを作動させているのでは?」という‘黒い’ウワサである。そのウワサの根拠となっているのが「マイクロソフト」社と「マクラーレン・テクノロジーズ」社が共同開発、及び供給する‘共通ECU(CPU)’の全チーム使用というレギュレーションに端を発していたのである。

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ご存知のように、現代のF1マシンはほぼ全てが電子コントロールの管理下にあり、走行中の運動特性、つまり‘加速’、‘減速’、‘旋回’で起きる荷重移動によるドライバビリティの変化(ビークル・ダイナミクス)もこの「ECU」がそのコース特性に合わせたプログラム、及びその状況を瞬時にキョーレツな速度で演算し、ドライバーに対して最適な走行状態(トラクション)を常にもたらすという‘ドライバーズ・エイド’となっているのである。2007年まではその「ECU」を各チームが独自に開発、運用していたのであるが、オーヴァーテイク、あるいはドライバーの‘技量’による差が判りにくいというコトで、その「心臓部」をレギュレーションで共通化しようという決定に至ったのである。・・・が、FIAはその「ECU」の開発、及び製造、供給に関して‘競争入札’により決定するというプロセスを踏んだのであるが、‘ナゼ’か選出されたのは「マクラーレン」の関連会社、しかも当初は入札名も「マイクロソフト」傘下の企業名だったのである!

レギュレーションで決定した以上は各チームとも従うしかなく、しかし各チームは冬のオフ期間(開発最終期間)の間に配布された「共通ECU」の‘分解’、‘解析’を猛ピッチで行なわなければならず、システムウエア・エンジニアがこのシステムの(プログラム上の)‘アナ’を探り出そうと‘血眼’になってこの冬を過ごしていただろうが、・・・・・・・・そう簡単ではなかったのである。・・・しかし、「答え」を知っているのは・・・・・・・・「!」だけという‘疑心暗鬼’が横行したのは当然の流れである。

その‘ウワサ’の真相はともかく、テストから‘ブっちぎり’の速さとトラクションを誇る「MP4-23」とルイスはこのドイツGPを‘ポールトゥフィニッシュ’で飾る!(シャーク・フィンは結局未装備)

途中、トヨタのグロックが大きなクラッシュを起こし、セーフティカー導入時にピットストップの判断ミスで5位までドロップダウンするという事態などがありながら、‘別次元’の速さでトップチェッカーを受けたのダ!!2位には、17位の予選ポジションから燃料をたんまり積んで‘奇襲’1ストップを成功させたピケjrが10戦目にして初ポディウム、マッサが3位で、我がキミちゃんは屈辱の6位・・・・・・スタートも6位・・・・・・・・、我がスクーデリアの「F2008」は「MP4-23」に比べ、気温と路面温度が上がらないシュチエーションではまるっきりグリップ(トラクション)が発揮出来ないというコトが露呈してしまい、残り後半戦をマクラーレン勢と厳しい状況で闘わなければならなくなった・・・・・・。

車体に更なる「テコ入れ」が求められていたのである・・・・・・・。

[ Round 11 ハンガリーGP ]

Hungaroring シリーズ中、モンテカルロに次ぎ「ハイダウンフォース」を必要とする低速サーキットのハンガロリンク。この時点での車体状況で言えば、このコースに最適にマッチして速さを発揮するのは間違いなく「MP4-23」であろう。それに対して、我がスクーデリアの「F2008」は、本来先シーズンの「F2007」の弱点であったロングホイールベースによる低速サーキットでの旋回性(回頭性)の悪さを向上させる為にショートホイールベース化し、この手のコースに対しての優位性を上げているハズなのであるが、ブリヂストンが供給する今季用の‘コントロール・タイヤ’との相性があまり良くナイようで、気温や路面温度によっては中々タイヤが‘作動温度域’に達しないという状況に見舞われていたのである。しかも、「F2008」の車体特性がこのような状況からハンドリングが常に‘アンダーステア気味’となってしまい、ドライビングスタイルによる差でどちらかと言えば‘マッサ向き’のクルマとなっていたのも、我がキミちゃんを苦しめる一因となっていたのである・・・・・・・。

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そして、我がスクーデリアはこの低速ハイダウンフォースのハンガロリンクに新しいサスペンション・キットと幾つかのエアロ・キットを持ち込んできたのダ。我が「F2008」もついに「シャーク・フィン」を導入したのである!ライバルのマクラーレン・メルセデス勢は、前戦のホッケンハイムが‘中高速コース’だったが為にこの「シャーク・フィン」の導入を見送り、このハンガロリンクで装備してくるモノと思われたが、今回も未装備。ハナからトラクションにはコト困っていなかった?という優秀さの「MP4-23」なのであろう!!

対策を施してきたスクーデリアであったが、予選ではあっけなくマクラーレン・メルセデス勢に敗北してしまう!「Q1」ルイス、「Q2」マッサというトップタイム。・・・・・・で「Q3」での結果ポール・シッターはルイス、2番手コヴァライネンでマクラーレン・メルセデスがフロントロウ独占!!マッサが3番手、我がキミちゃんは6番手「!」という最悪の予選結果となり、依然としてスクーデリアは窮地を脱せずにいたのである・・・・・・・!

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決勝は、・・・あえて書く必要もナイ・・・・・・・・、というか、マッサにしてはヒジョー「不運」なレースだったと言わなければならないだろう!レースの大半で、と言うよりは残り‘3ラップ’までトップを走行しながら、メインストレートにてエンジンブロー!!素晴らしいスタートを決め、ポール・シッターのコヴァライネン、その横にいたルイスも1コーナーで抜き去ってのトップ走行だったのである!!ルイスは途中パンクチャーに見舞われ優勝戦線から脱落、2番手を走行していたコヴァライネンが初優勝を飾った。2位には前戦ドイツで大クラッシュをしたグロッグが復活ポディウム、3位に・・・・・・まるで‘走り方’を忘れてしまったかのような我がキミちゃん・・・・・・・・・。

苦しい闘いは更に続くのであった・・・・・・・・・・・・・・・。

(つづく)

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2009年2月 7日 (土)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その7

[ Round 8 フランスGP ]

Circuit_magny_cours 前戦の‘信じがたい!’リザルトを抱えたまま‘傷心?’の我がキミちゃんとスクーデリア、そして「サーカス一座」は再び大西洋を渡り、旧大陸へと舞い戻った。ここまでのキミちゃんの今季成績は、第2戦、第4戦の2勝と、バーレーン、トルコの表彰台で35ポイント、ランキング2位、ポイントテーブルのトップを走るのは、絶好調の‘宿敵?’ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイスと、前戦の‘荒れた’カナダGPで4ポイントをなんとか加算した‘同僚’のマッサが38ポイントで並び、同ポイント首位。カナダでのルイスによる「おカマ」事件(事故)がなければ、また違った並びになっていたハズ!?・・・・・・・なのだが・・・・・・・・・・・。

そして、‘仕切り直し‘のフランスGPである!確か、前年2007シーズンも我がキミちゃんは、スクーデリア移籍直後の開幕戦でこそ‘ハットトリック’優勝を成し遂げたが、その後はこのヨーロッパ・ラウンド中盤戦まで「鳴かず、飛ばず」の状態が続き、プレス、特に「イタリア・メディア」には散々コキ下ろされ?ヒジョー!!に悔しい(辛い)時期を過ごしていたであろうが、このフランスGPから「反旗の狼煙」を上げ、復活したのダ!!去年はこのフランスGPで「F2007」に大きなアップデートも施されたしネ(スパイ事件や、風洞破壊事件で車体更新が中々出来なかった)。つまり、去年のイメージで行けばこのフランスGPから怒涛の勢いでチャンピオンシップを獲得したのだから、このフランスGPは‘イイ’イメージしか残っていないハズであり、キミちゃん自身もこのフランスGPから‘復活’を狙っていたハズであろうし(前戦までの不運も含めて)、そしてそれは、世界中のキミちゃんファンにしても同じ想いだったであろう!!

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注目の予選が始まる! 「Q1」、「Q2」こそマッサにトップタイムを奪われてしまうが、我がスクーデリアの‘1-2’体制で通過、そして「Q3」!セッション残り3分ちょっと、我がスクーデリア2台はソフトタイヤでアタック、ルイスはハードタイヤでの走行、この時点ではキミちゃんが1分16秒449というタイムをマークしておりトップ、2番手マッサ、3番手フェルナンド、4番手コヴァライネン、5番手クビサ、マッサは最後のアタックでセクター2、3のファステストをたたき出したものの、キミちゃんをかわすことは出来なかったのダ!! これにより、キミちゃんの‘ポール・シッター’が決定!!第4戦スペインGP以来の今季2回目、そして通算16回目の「ポール・ポジション」である!!2番手はマッサで、我がスクーデリアがフロントロウ制圧、ルイスは3番手を手中とするが、カナダでの‘例’の一件によりペナルティを喰らっており(当然ダsign03)10ポジション降格で13番グリッドからのスタート。

・・・・・・・・・・ここまでは理想的だったのであるが・・・・・・・・・・・・。

向えた決勝、コンディションは気温24℃、路面温度30℃、午前中に雨が降っていたこともあり、湿度は73%、天候は曇り、路面状況はドライ、我がキミちゃんとマッサが完璧なスタートを決め1-2体制!スクーデリアの2台のみが1分17秒台で周回を重ねる。キミちゃんは快調に首位を走行、2番手マッサに3秒差、キミちゃんは12周目に1分16秒667、14周目には1分16秒650のファステストラップをマーク。2番手のマッサには4.4秒差、3番手トゥルーリに13.5秒差で完全な独走状態に持ち込む。

21周目にキミちゃんピットストップ、マッサは23周目にピットイン、レースは30周を終え、トップのキミちゃんは安定した走行で2番手マッサに6秒以上の差をつけている。そしてレースも中盤、・・・・・・・・・?これまで約6秒以上あったマッサとのギャップが3秒以下に詰まり始めていたのダ!?マッサは1分18秒台で走行、我がキミちゃんは3周続けて1分19秒台にペースダウンしている!?‘ナゼ??’なのと誰もが思ったハズである。ここまで快調に走ってきただけに、・・・・・・・・・・・!ペースが上がらないキミちゃんは39周目にそのポジションをマッサに‘譲り’2番手へと・・・・・・・、3番手トゥルーリまでは24秒という大きなアドバンテージがあるが、‘このまま2番手を守り続けられるだろうか?’というヒジョーにネガティブな想いに変化していく。さっきまでは「3勝目ダァー!!」と意気込んでいたにも関わらず・・・・・・・である。

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国際映像がキミちゃんを映す、・・・すると、キミちゃんの愛機「F2008」の右側エキゾースト部分がなんか‘ブラブラ’している?あるいは何かが引っ掛かっている?ように見えるのである??・・・・・・、つまりエンジンの右バンク側のエキゾーストが破損してしまい、エンジンの排圧が上がらずにパワーダウンしてしまっていたのダ!これでは2番手を死守するどころか、完走も危ういのでは?・・・・・・!また‘ノーポイント’なの!?などという想いがアタマの中でグルグル回る・・・・・・。

しかし、キミちゃんはナンとか‘愛馬’を手懐け、走行中に出来る限りの‘処置’を試み、‘手負い’の「F2008」を無事に2位でゴールさせ8ポイントを得たのである・・・・・。が、またしても‘マイナー’なトラブルによって勝利を逃してしまうのダ・・・・・・・。



キミ・ライコネン

「勝ちたかったから、この結果にはもちろんがっかりしているよ。残念なことに右側のエキゾーストパイプがレースのちょうど半分のところで壊れてしまい、エンジンは大幅に力を失ってしまったんだ。特にスローコーナーの後のストレートがね。その後数ラップしてからは状況は良くなったように見えたけれど、レース終盤にかけては止まってしまうリスクを背負っていたんだ。こういったことはレースでは起こるものだから、明るい面だけ見ないといけないんだ。8ポイントは十分な量だし、1-2フィニッシュはチームにとって最高の結果だったよ。ラッキーなことにレース序盤ではとてもコンペティティブなクルマのおかげで大幅なリードを築いていたんだ。F2008は明らかに力強いクルマだよ。こういった問題を抱えたらほとんどの場合リタイアが必至だからね。チャンピオンシップはまだ先が長いし、去年の今頃と比べても僕はいいポジションにいると思うんだ。次のシリーズでは何ができるか見守ってみるよ」

優勝はマッサ、・・・・・・いよいよ「ダークホース?」であったマッサが‘表舞台’に上り始めたのである・・・・・。

それに引き換え、我がキミちゃんの‘チャンピオンシップ’はどんどん遠ざかっていくのであった・・・・・・・・。

(つづく)

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2009年1月31日 (土)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その6

[ Round 5 トルコGP ]

Circuit_istanbul ヨーロッパ・ラウンドの‘開幕戦’を勝利によってスタートさせた我がキミちゃんとスクーデリア・フェラーリ・マルボロであったが、・・・・・・・・、この時点の‘ポイントテーブル・リーダー’であり、9ポイントのアドバンテージを握っていたのであるが、「第5戦・トルコGP」からナゼ?かビミョ~にその歯車の‘ピッチ’がズレていくのである。

この「イスタンブールパーク・サーキット」はナゼかチームメイトであるマッサがお得意のコースであり、2006、2007年と連勝中(初開催である2005年は我がキミちゃんが勝利!)。そして、今季のトルコGPもマッサの「ゲンの良い」コースであるココではその勢いに誰も勝てず、予選も、「Q2」でこそキミちゃんがトップタイムを叩いたが、それ以外の予選セッションで最速だったのは、やはりマッサ!しかも、「Q3」ではマクラーレン・メルセデスの2台に先を行かれてしまい、4番手というグリッド・・・・・・。

結果的にマッサの同一サーキットでの‘3連勝’達成という・・・・・・・・、キミちゃん(あるいはキミちゃんファン)にとってはあまり面白くナイ「リザルト(3位。2位はルイス)」となってしまった・・・・・・。まぁ、ルイスのタイヤにハードな‘オーヴァーステア’気味のドライビングスタイルからすれば、この「イスタンブール」はフロントタイヤにかなりの負荷(特に右フロント)が掛かってしまい、あまり得意なコースとは言えないだろう(だからこそ変則的な‘3ストップ’を採用)!?それでも我がキミちゃんがルイスの前に出られず3位とは・・・・・・・・・・・。

しかし・・・・・・・、こんなのはまだ‘序の口’だったのダ!

そして、我が日本のチームであり、‘インディペンデント(独立)系’の数少ないチームのひとつである「スーパーアグリ・フォーミュラ1」が、2年4ヶ月の活動に終止符を打った・・・・・・・・。

[ Round 6 モナコGP ]

Monacogprix シーズンの‘華’であるモナコGP。我がキミちゃんにとってこのモンテカルロ市街地コースは得意中に大得意なコースなのではあるが、我が「スクーデリア・フェラーリ・マルボロ」に移籍してからはあまり相性の良くナイコースとなってしまったようである・・・・・・。

前年のここモンテカルロでは‘チャンピオン・マシン’である「F2007」がグランプリ・マシン中、最長のホイールベースを有していた為に、セットアップによるハンドリングの改善がベストとはならず、それでも解決策を見出そうとしてアタックしていたキミちゃんが海岸線側の‘プールシケイン’の2コ目でガードレールにヒット!!それにより予選グリッドも16位、決勝は8位入賞(1ポイント)という‘最低’な結果に終わってしまったのダ。が、・・・・・・・この‘1ポイント’が2007年最終戦でタイトル奪取に大きく影響したのも事実である!!

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そして、今季のモナコ・・・・・・、毎年、金曜日に各チーム、スポンサーなどが‘パーティー’を開催する為に(あるいは観光収益を上げる為に)、フリー走行1、2回は木曜日から行なわれる変則日程。我がキミちゃんはフリー1回目でトップタイム、2、3回目3番手、この流れなら・・・・・と期待した予選は最後の最後でマッサに逆転され、2番手。一様スクーデリアのフロントロウ制圧とはなったが・・・・・・・・。

決勝での敗因は・・・・・・、全てはスタートとチームオペレーションの判断ミスで決まってしまったのダ!天候はウェット、スタートダッシュに失敗したキミちゃんは2列目3番手スタートのルイスにも抜かれてサンデボーテに進入、スタートでマッサをかわすどころか3番手に沈んでしまう。が、6周目にルイスが海岸線側「タバコ屋」でガードレールにヒット!右リアタイヤがホイールから脱落してしまい、ピットイン!によりキミちゃん、失ったポジションに返り咲くが、・・・・・・!11周目にキミちゃんにドライブスルーペナルティが命じられたのダ!!理由はフォーメーションラップの3分前にタイヤを確実に装着できていなかった為!!14周目にピットロードへ、そしてタイヤ交換を終えていたルイスの後ろ4番手でコースに復帰するコトが出来たのだが、リズムは完全に狂い始めていた・・・・・・。

27周目にはサンデボーテでオーヴァーラン!フロントウイングを壊してしまい、翌周にピットイン、「フォース・インディア」のエイドリアン・スーティルの後ろ6番手で復帰。

・・・・・・・そして‘魔’の68周目、スーティルを狙っていたキミちゃんが‘ヌーベルシケイン’でリアタイヤをロックし、止まりきれずそのまま前のスーティルにぶつかってしまう!!スーティル、キミちゃん共にピットイン。4番手だったスーティルはここでリタイヤ。クルマがダメージを受け、動かない! キミちゃんはその横を通ってコースへと再復帰、ピットでレースをあきらめたスーティルにとっては考え得る中でも最悪の結末。波乱のレースを耐え、4位5ポイントの可能性があったスーティルは、ガレージでがっくりと肩を落とした・・・・・・・・・・・・。レース後にキミちゃんはスーティルのいるフォース・インディアのガレージに謝罪しにいったようだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

レース結果は‘優勝’ルイス、‘2位’クビサ、‘3位’マッサ、・・・・・キミちゃん‘9位’ポイント着外となった・・・・・・・・。

[ Round 7 カナダGP ]

Circuit_monreal  我が「サーカス一座」は大西洋を渡り、‘新大陸’へと大移動。

現在、北米で行なわれているグランプリはこのカナダGPだけとなってしまい、しかも、来季(2009年)はこの伝統的な1戦がカレンダーから落ちてしまうという状況に見舞われているのである!

そして、ポイントテーブルも我がキミちゃんが首位をリードしていたがのだが、前戦モナコでのルイスの優勝により、3ポイント差でルイスがリード、・・・・・・・キミちゃん首位陥落となってしまったのである。

今更ながらではあるが、・・・・・・、個人的に想いを巡らせればこの「カナダGP」、キミちゃんが2008シーズンの中でも‘勝てていた’レースのひとつだと・・・・・今でも信じているのである!確かに‘ヘアピン’部分の路面が剥離したりなどという影響もあり、・・・・・それでも予選は2列目3番手を確保したし、‘ストップ&ゴー’が激しいこのモントリオール(ジル・ヴィルヌーブ・サーキット)でも愛機「F2008」はライバル達よりも多くの燃料を積んだ状態でも‘スピード’を保っていたのである!

・・・・・!何も多くを語る必要もナイのかもしれない!!

・・・・・、15周目にエイドリアン・スーティルがマシントラブルによりターン3の手前にストップ、スーティルのマシンがコース上にはみ出して止まっていることが原因により18周目にセーフティカーがコースイン、ピットレーン閉鎖が解除されると、ルイス、クビサ、キミちゃん、ニコ、フェルナンド、マッサ、コヴァライネン、ピケJr.などがピットイン!

そして・・・・・・・・・!ピットレーン出口でルイスがキミちゃんに追突!!原因は、ピットレーン出口のシグナルが赤だったためにキミちゃんとクビサが止まったところ、シグナルを見ていなかったルイスが後ろから追突したのダ!! ルイスは完全にノーズを破壊し、ステアリングを外してレースを終えた。キミちゃんもマシンを降りる。

またしても‘ノーポイント’でレースを終えてしまう・・・・・・・・。ルイスに言ってやりたい!

「赤は‘止まれ!’だゼ!!」

と・・・・・・・・。

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キミ・ライコネン

「言うことはあんまりないネ!!ハミルトンのミスで僕のレースは台無しになってしまった。もちろん、誰だってミスをするものだし、僕だって2週間前にモナコでミスをした。でも、時速200kmでミスをするのと、赤信号で止まっているクルマに突っ込むのとでは訳が違うよ。怒ったところで問題が解決する訳じゃないし、僕の結果が変わることもないから、怒ったりはしないけどネ!! でも勝てるチャンスが十分にあったから、がっかりしているよ。タイヤのグレイニングが消えてからは、クルマはとてもよく走っていたんだ。この2戦で僕はポイントがとれなかったから、またこれからは勝たないとね。チャンピオンシップはまだ長いし、みんなの差もまだとても少ない。それに僕たちには失った位置を取り返すために必要なものはすべてそろっているよ」

ルイス・ハミルトン

「僕たちはピットストップをして、あまりいいストップじゃなかったけど、前の2人がピットレーンで争っているのが見えたんだ!それに巻き込まれないようにしようと思っていたんだよ。彼らが止まる前に赤信号を見たんだけど、ちょっと遅すぎたね。とても不運だったんだと思う。壁に突っ込んで自分に腹を立てているような状況とはかなり違うんだ。もし僕がキミのレースを台無しにしたというのなら彼に謝るけど、こういうことは起こるものなんだよ。僕たちが2人ともリタイヤせずに済んだらよかった。僕たちはとても速かったし、僕はとてもスムーズなレースをしていたんだ。」

レース結果は「BMWザウバー」とクビサにとっての‘初優勝’、そして‘2位’にはチームメイトのニックが入り、‘1-2フィニッシュ’というチームにとってはサプライズなリザルトとなった!‘3位’はデビッドの久々(2006年のモナコGP以来)のポディウムゲット!となった・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・、何も多くを語るまい・・・・・・・・。

事態はどんどん悪い方へと進んで行くのであった・・・・・・・。

(つづく)

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2009年1月25日 (日)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その5

[ Round 4 スペインGP ]

Circuit_catalunya_2007 開幕‘フライ・アウェイ’3戦の巡業も無事?に終了し、我が‘サーカス一座’はお膝元である旧大陸にと舞い戻った。毎年ヨーロッパラウンドの開始はこのスペイン・カタロニア(バルセロナ)というのが定番となっており、そしてこのコースは年間を通しても多くの合同テストで使用されている‘聖地’な為に、各チームとも一番多くデータを保有しているという‘お得意’のコースでもある。このコースの‘スペクタクル’な一部であった最終区間にあった二つの高速コーナーは、2007年のコース改修により‘2コ目’がシケインとなってしまい、少し迫力に欠けるレイアウトとなってしまったのはヒジョーに残念である!

このヨーロッパ・ラウンド突入に先駆けて、合同テストが‘彼の地’カタロニアで行なわれ、多くの予想通りに各チームが大きなアップデートパーツを持ち込んで来た。先シーズン、2007年のこのヨーロッパ・ラウンド突入前テストには、我がスクーデリアは‘諸事情?’により大きなアップデートを施せなかったが(2007年はフランスGPで大きなアップデートが実施された)、今季のテストには準備万端で各プレスが予想した‘エアロ・アップデート・キット’を持ち込んできていたのダ!

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見た目で判るのは、ウワサされた「トンネル・ノーズ」!

フロントノーズ下面に空気取り入れ用のインレットダクトが設けてあり、そこから進入した空気は‘流速’を加速させ、ノーズ上面へと吐き出される!それはノーズ周辺の空気の流れを更に加速させ、リア方向へと引っ張り、‘アンダーフロア’から吐き出される加速のついた空気流と合流し、更に流速を上げ‘ダウンフォース(グランド・エフェクト)’を発生させるというモノ。このメカニズムはシリーズ中盤以降に多くのチームが取り入れるノーズ上面に設けた「チキン・ウイング(‘ダンボ‘ウイング?)」と意味合い的には同じ考え方である(2006年にBMWザウバーが中盤の2戦ほど使用した‘タワー・ウイング?’も同様のモノ)。

そして迎えた「スペインGP」、テストから絶好調だった我がキミちゃんとスクーデリアであるが、このGPウィークエンドもその速さは群を抜いており、金曜日のフリー走行1回目‘1′20″649(207.789Km/h)’、フリー走行2回目‘1′21″935(204.528Km/h)’で初日を完全制圧!!文句無く初日を終了。土曜のフリー3回目こそ中盤に沈んでしまうが、‘予選’、‘決勝’の流れを睨んだ燃料搭載量によるストラテジー的なオペレーションを実施していたのでは?と思えるし、っていうか、かなり‘余裕’状態だったハズである!?

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そして予選でもキミちゃんと‘愛機’F2008は抜群の速さを魅せつけ!「Q1」は‘1′20″701’で、もちろんトップ通過、「Q2」は‘1′20″784’で3位通過、最終「Q3」はナンとフェルナンドがシャーク・フィンを装備した‘駄馬?’ルノーR28で‘1′21″904’で2番手に飛び込んできたのダ!!さすが‘ご当地’パワーなのかナ!?っていうか、最終コーナーでコースアウト仕掛かってたゾゥ~~!!そこまで‘踏むか!?’って勢いだったし。しかしながら我がキミちゃんが‘1′21″813(204.833Km/h)でポールゲット!!21秒台に予選で突入したのはキミちゃんとフェルナンドだけ!!ちなみに、ルイスは最終アタックでセクター2トップタイムを記録したが最終区間でロスし、結果的に5番手3列目スタートに沈んでしまう。マッサは3番手2列目となり、我がスクーデリアによるフロントロウ制圧とはならなかった・・・・・・。

<ポールラップ映像>

そして決勝、開始時のコンディションは気温23℃、路面温度40℃のドライ。ブリヂストンはこのスペインGPに、ハードコンパウンドとミディアムコンパウンドという2種類のスペックを投入している。

レーススタート時は、全車ソフトタイヤ(ミディアムコンパウンド)。レースがスタートするとフェルナンドが伸び悩み、3番手スタートのマッサが2番手を奪取!スクーデリアの1―2態勢で1コーナーに進入、しかし第1セクター計測ポイント直後のレプソルコーナーでアクシデントが発生。マシンをスライドさせてスピン状態に陥ったスーティルにベッテルが突っ込んでしまい、2台はともにレースを終えた。

この接触でコース上にはパーツが散乱したため、早くも2周目からセーフティカーが導入される。ポジションを落としたフェルナンドにとってはラッキーだった。セーフティカーラップは3周目で解除され、レースがリスタート!この時点での順位は先頭キミちゃんを筆頭にマッサ、フェルナンド、ルイス、クビサ、コヴァライネン、ルイスが1つポジションを上げている。キミちゃんは連続して速いラップタイムをマークし、9周目には‘1′22″526’、10周目には‘1′22″508’をたたき出す。一方のマッサもようやく1分23秒台を切るが、キミちゃんとのタイム差は3秒前後だ!

17周目にはキミちゃんが‘1′21″827’をマーク。マッサとのタイム差は3.6秒だ。すると19周目にマッサがピットイン。これまで先頭で速いタイムをマークしていたキミちゃんのほうが実はマッサよりも重い状態で走っていたのダ!!

翌周20周目にはキミちゃん、ウェバー、トゥルーリがピットイン。そして21周目に暫定トップを走っていたルイスと続くクビサが同時ピットイン。しかしルイスが先にピットアウトし、この2人の序列は変わらず。

そして・・・・・・!その21周目に第9コーナーでコヴァライネンが曲がりきれずに、おそらく時速250キロほどでコースオフ!タイヤバリアに突っ込んでしまった!!コヴァライネンの左フロントホイールが突然壊れてしまったのダ!!1999年イギリスGPのマイケルのクラッシュや、昨年ヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)予選でのルイスのクラッシュが脳裏を過ぎる・・・・・・・・。このクラッシュでセーフティカーが導入され、医師が乗り込んでいるメディカルカーも出動した・・・・・・・・。マシンから降ろされる際にブルーシートで覆われたこともあり、安否が心配されたコヴァライネンは担架で運ばれたものの、右手でサムアップ!事なきを得たのダ。

セーフティカーラップは28周目いっぱいでようやく解除され、この時点での順位は先頭のキミちゃんを筆頭にマッサ、ルイス、クビサ、ニック、フェルナンド、ウェバー、トゥルーリ、ロズベルグ。35周目には‘ご当地の英雄’フェルナンドが駆る‘駄馬?’R28のリアエンドから白煙が上がったのだ。グランドスタンドのファンが沈む中、フェルナンドはセクター1でマシンを止め、マシンを降りた彼はコースそばに陣取るファンたちのそばまで行き挨拶。週末を通して絶好調だった元チャンピオンはリタイアとなってしまった。

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45周目にマッサが‘1′21″801’というファステストラップをたたき出すが、キミちゃんが‘1′21″670’をマーク、ファステストの応酬ダ!!その後マッサとキミちゃんが2度目のピットストップ、順位変わらず。レースはそのまま進み、残り10周ほど。変わらずキミちゃん&マッサによる盤石のフェラーリ1―2態勢!66周で争われたスペインGPは我がキミちゃんがトップチェッカー!!

‘ポールポジション’、‘ファステストラップ’、‘勝利’というハットトリック」を達成し、2位にはマッサ、3位にはルイス、そして予定通りの1-2フィニッシュと相成ったのダ!!これで4戦して2勝という「5割」の結果だが・・・・・・・・!?次戦は僚友マッサが得意の‘イスタンブール’。その次はシーズンの‘華’「モナコGP」と、本来だったらここいらから‘上げ潮’ムードになっていくハズなんだけど・・・・・・。

しかし、第6戦「モナコ」と第7戦「カナダ」では‘信じられナイ!!’コトが起きてしまうのダ・・・・・・・・・・!

(つづく)

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2009年1月10日 (土)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その4

[ Round 2 マレーシアGP ]

Circuit_sepang 2008年シーズンの開幕‘フライ・アウェイ’3戦の2戦目、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦制のイスラム教国であり、ASEANのメンバー国「マレーシア」のクアラルン・プール近郊‘セパン・サーキット’にて1999年から行なわれているグランプリレース。コース解説に関しては「2007レビュー」で書いたので今回は‘スルー’・・・・・。

我がスクーデリアとキミちゃんの開幕戦での‘ドタバタ失態劇’があっただけに、この「第2戦」は彼らの‘失地回復’の為にはヒジョーに重要な意味合いを含んでくるレースとなるハズである!なんたって、開幕前には‘ゲバ評’で最速と謳われた我がスクーデリアとキミちゃん、そして「F2008」なのである!!ココで勝たねばドコで勝つ!?という感じであったと思う。というよりは‘絶対’に勝たねばならないのである!!特に開幕戦後の‘スズメ連中’と‘本国’ティフォシのキミちゃんに対する‘戯言’関係を考慮すれば、彼にとっては相当なプレッシャーだったのでは?と想像するが・・・・・・?しかし、開幕戦の二の舞の様にクルマさえ壊れなければ間違いなく‘彼ら’のコンビが最速なのは明らかなハズである!!

しかし!フリー走行1回目で‘またもや’キミちゃんがストップしてしまう!「・・・・・・?」という感じだったが、今回はメカニカルトラブルではなく、走行周回に必要な燃料の積載ミスによるモノ。・・・・・・・・開幕戦のコトがあるだけに世界中のキミちゃんファンにとっては‘トラウマ?’になってしまっているのではないだろうか?まぁ、それ以外は順調に全てが進み、予選結果はマッサがポールシッター、2番手が我がキミちゃんとスクーデリアがフロントロウを‘制圧’!

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予選で、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)とフェルナンド・アロンソ(ルノー)の最終アタックを妨害したとして、コース上をスロー走行していたマクラーレン・メルセデスのヘイキ・コヴァライネンとルイス・ハミルトンに5グリッド降格ペナルティが科されることに。予選では3番手と4番手だったマクラーレン勢だが、コバライネンが8番グリッド、ハミルトンが9番グリッドからスタートすることになった。

雨が心配されたセパンだが、レース開始時の天候は晴れ、気温30℃、路面温度45℃、湿度68%というコンディション。昨年、ポールポジションからスタートして第1コーナーで順位を落としてしまったマッサだが、今回は2番グリッドからスタートしたキミちゃんをしっかりと抑えてトップを死守。1回目のピットストップまでこのオーダーで進むが、我がスクーデリア勢はマッサが先にストップ、その間に‘ファステスト’を刻み!!翌周にピットインしたキミちゃんがマッサの前に出る!ようやく「理想的?」なフォーメーションとなったのダ!!

一方、19周目に1回目のピットストップを行ったルイスは右フロントタイヤの交換に手間取り、タイムロス!!開幕戦では圧勝したルイスだったが、この週末はすべてがうまく機能していない様子で、24周目が終わった時点でトップを走るキミちゃんに43秒差をつけられていた。

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31周目・・・・・・・・!‘磐石’のワンツー態勢だった我がスクーデリア・フェラーリにまさかのハプニングが起こる。マッサがスピンを喫し、グラベルにはまってしまったのだ。マッサはコースに戻ることができず、そのままリタイア。初戦に続き、チェッカーフラッグを受けることが出来ず、ワンツーフィニッシュも幻となってしまったのダ・・・・・・・。トップを独走していたキミちゃんは37周目にファステストを更新した後、最後のピットストップに。チェッカーまで18周、開幕戦の「失態」があるだけに、信頼性との戦いだったと言えるだろう。そして「56周目」!!最後までドライコンディションのままだったセパンのレースを制したのは、「2007年ワールドチャンピオン」の我がキミ・ライコネン!!・・・・・!「フゥ~~・・・sweat02」という感じだったのダ・・・・・、本来なら開幕戦からマクラーレン・メルセデスとルイス、あるいはライバル達を「チぎる!」ハズだったが・・・・・ようやくコレで‘軌道修正’完了!シリーズを‘席巻!’するのはこれからダ!!・・・・・・・と誰もが「疑わなかった」ハズである・・・・・・・・・・・・・・・。

キミ・ライコネン

「今回の優勝は本当に満足だ。僕にとってもチームにとっても、ね。フェリペ(マッサ)がもう少しのところで(リタイアし)結果を残せなかったのは残念だけど。スタートでフェリペに並んだけど、最初のスティントが終わってピットに入るのが彼より1周遅いと知っていたから、リスクを冒そうとは思わなかった。そのタイミングがきた時に精いっぱいプッシュして、ピットストップを終えた後に彼の前に出られたんだ。その後は前がクリアだったし、マシンが完ぺきな状態だったからタイヤに負担をかけずにコントロールすることができた。予選では少し苦戦しているけど、レースでは高いポテンシャルがあると思う。かなり複雑なシーズンスタートにはなったけど、チームに不安を覚えたりはしていない。僕らはまだまだやれるって思っている」

2位にクビサ、3位にコヴァライネンが入り、表彰台に上った。

[ Round 3 バーレーンGP ]

Bahraingprix 開幕‘フライ・アウェイ’の3戦目、ヒジョー!に‘バブリー’な「ミドルイースト(中東)」での1戦、‘バーレーンGP’ 

「バーレーン王国」はペルシァ湾のバーレーン島を主島とした大小33の島から成る島国で、世界最大の産油国サウジアラビアの隣国でありペルシャ湾の入口にあるという地理的特性を活かし、中東のビジネスの拠点、金融センターを目指してインフラ整備を進め、石油精製やアルミ精製、貿易、観光などの新規事業も積極的に展開し、多国籍企業を始めとした外国資本が多数進出している。

バーレーンは中東で最も早く石油採掘を行った国で、GDPの約30%は石油関連事業によるものであり、その恩恵で国民には所得税が皆無であるが、1970年ごろから石油が枯渇し始め、このままいくと、あと20年余りで完全に枯渇するという問題に直面しているが、2008年度の‘原油高騰’のかいあってとにかく‘バブリー’の一言に尽きるのダ!!

国土の大半が砂漠と石灰岩に覆われているバーレーンだが、F1が開催される‘バーレーン・インターナショナル・サーキット’もこの砂漠のど真ん中にあり、ドライバーとエンジニアは常に暑さと砂に悩まされる!初開催は2004年。

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この第3戦目の予選結果は自身初となるBMWザウバーのロバート・クビサがポールポジション!!2番手マッサ、3番手ルイス、そして我がキミちゃんが4番手と・・・・・・、う~ん、先シーズンから最近に掛けてキミちゃん、予選グリッドが常にこの辺をウロチョロしてて、イヤな感じダ・・・・。そして今季はこの後‘予選’でズーッと悩まされるコトとなってしまうのである・・・・・・。クビサに関してはキミちゃんがシーズン前から‘要注意’とマークしており、今季のチャンピオンシップの‘ダークホース’と成り得るだろうと予測。その読みは・・・・・・・・・。

そして決勝、レース開始時の天候は晴れ、気温29℃、路面温度39℃というコンディション。スタートで出遅れたクビサをマッサがかわし、さらに3番グリッドだったルイスがスタートに失敗、10番手まで順位を落とす。直後、フェルナンド・にルイスが衝突。ルイスは緊急ピットインし、フロントウイングを交換してコース復帰するも、18番手まで沈んでしまうのダ。上位オーダーはマッサーキミちゃんという‘膠着状態’のまま続き、マッサとキミちゃんがファステストラップタイムを出し合いながら、キミちゃんがマッサとの差を詰めていく。残り19周となったところでキミちゃんが2回目のピットストップ。マッサの方が先にピットに入るかと思われたが。1回目同様キミちゃんの方が早くピットストップ。

3番手、4番手にはBMWザウバー勢。終盤、ニックが前方のクビサを懸命に追い上げ、さらにクビサが2番手走行のキミちゃんを追う場面も見られたが、順位が入れ替わることはなかった。

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開幕‘フライ・アウェイ’3戦最後の戦いとなったバーレーンGPを制したのはマッサ。今シーズン1勝目。2位には我がキミちゃん!前戦で叶わなかったスクーデリアの‘ワンツーフィニッシュ’だが・・・・・・、個人的にはオーダーが逆のほうが良かったのであるが・・・・・・。ポールスタートのクビサは3位表彰台。BMWザウバーとしては開幕から3戦連続での表彰台だ。

キミ・ライコネン

「今週末は2位が最高の結果だと思っていた。僕にとってはベストじゃなかったからね。8ポイントを獲得できたことでチャンピオンシップリーダーになれたし、これで満足してバーレーンを離れられるよ。理想的なバランスをずっと見いだせなかった。こういう週末は時々あるけど、バルセロナには自信を持っているから、状況は変わると思う。‘ピットシグナル’に問題があって最初のピットストップは素早くできたわけじゃないけど、最終的な結果には影響がなかった。自分のポジションを確保した後はうまくやり遂げられたけど、それほどプッシュはしなかったんだ。重要なのはフィニッシュすることだって分かっているからね」

いよいよ次戦から彼ら「サーカス一座」は‘旧大陸’へ帰還する。彼の地‘カタロニア’では多くのチームが車体に大きなアップデートを施してくるであろう!そして、2007年にコース改修を受けたここは多くのチームにとってテスト走行の‘聖地’でもある・・・・・・・。

(つづく)

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2008年12月28日 (日)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その3

[ Round 1 オーストラリアGP ]

Albertparkcircuit 冬の間、例によって‘長いようで短かった’オフとテスト期間も終了し、3月14日(金)いよいよ2008年F1シーズンが南半球、オーストラリア・メルボルンで開幕した!

冬季テストではやはり前年のチャンピオンチームである我が「スクーデリア・フェラーリ・マルボロ」が‘ダブルタイトル’防衛の為に世に放ったディフェンディング・マシン「F2008」が概ね好調、かつ最速で、常にタイムシートの上段を独占し続けていた!今季よりひとつのギヤボックスで4レース戦わなければならず、スクーデリアにとっては唯一の不安要素である駆動系の‘信頼性’というのを除けば・・・・・・・。

そして、‘2005、06’のダブルチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが抜けた「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス」は、前年の‘スパイ疑惑’の一件で、FIAより厳しい処分を受けており、かなり厳しい‘船出’となった。前年デビューの‘ルーキー’であり、しかも最後までタイトル争いをリードし続けたルイス・ハミルトンが‘エース’に昇格!そのチームメイトのシートには誰が座るのか?という噂がオフの間呟き続けられ、マクラーレンがウィリアムズからニコ・ロズベルグの契約を買い取り、過去の「マクラーレン・ジュニアチーム」ペアの体制を敷くのでは?というのが噂の大勢を占めていたのだが、・・・・・・・!結果的には「ING・ルノーF1」ドライバーであったヘイキ・コヴァライネンとフェルナンドとの‘トレード?’という形で落ち着いたようダ・・・・・・・。

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そして、唯一我がスクーデリア製「F2008」&キミちゃんにスピードで真っ向から追いついてきて?あるいは同等の速さを冬季オフテストの間発揮していたのがマクラーレン・メルセデスの‘タイトル奪取’マシンである「MP4-23」とルイス・ハミルトンのコンビなのである!・・・・・今季はこの二人が軸になって進むモノと思われていたのだが・・・・・・・・・。

そして注目のフリー走行1回目、タイムシートの上段には予想通り?1位キミちゃん、2位ルイス、3位マッサ、4位コヴァライネンという並び。スクーデリアとマクラーレンの真っ向勝負で幕を開けた!・・・・・・しかし、この後‘磐石の歯車’が狂い出す!午後の2回目から大きく路面温度が変化し、それに対してキミちゃんと「F2008」がうまく対応出来ずに6番手に沈んでしまったのダ!ちなみにトップタイムは「1’26”559」でルイス、マッサが「1’27”640」で3番手、キミちゃんといえば‘1.649秒差’で「1’28”208」というタイム。翌日の3回目も好転するコトは無く、なんとタイムシートの中段に埋もれてしまうのである・・・。世界中のキミちゃんファンとティフォシ達は「・・・・・・?」という感じで‘雲行きtyphoon’がなんか怪しくなってきたゾ!?・・・・・、ナンで??と思い始めたコトだろう。

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‘我々?’からすればヒジョーに不安な気分の中で始まった2008シーズン最初の「予選」!キミちゃんは‘Q1’1回目のアタックで5番手のタイムをマーク・・・・・?やっぱりナンかヘンだゾ!?見た目にもスピードがナイ!!・・・と思ってみたら次のアタックに向かうべくピットに戻ろうとしたその時!ナンとピットロードのアプローチ(進入路)部分で我がキミちゃんと愛機「F2008」がストップしてしまったのであるbearing 「エ~~ェ!?・・・!ナンで!?なの!?」という感じだったし、多分その瞬間、世界中でため息の‘嵐’が吹き荒れたコトだろうsign03 悲しくオフィシャル達に押されていく「F2008」。電子燃料ポンプのトラブルだったのダ・・・・・。ナンて付いてナイのダ!しかもモノスゴク‘マイナー’な燃料ポンプのトラブルで予選グリッドを失う(に等しい16番手!)なんて・・・・・・・。つまり‘結果論’的にいえば、もうすでにココから今季のツキの無さが始まっていたのダ・・・・・・・・。

ポールポジションはルイス、2番手にはオフテストではかなり苦しんでいたハズの「BMWザウバー」のクビサが飛び込んできた・・・・・・。

キミ・ライコネン

「ガッカリしているのは言うまでもない。インラップの終盤、いくつかのコーナーで電子燃料ポンプに問題を抱えていたんだ。その結果、ピットレーンの近くで止まってしまった。だから、ガレージに戻って問題を修復しようにも、それすら不可能だったんだ。起こってしまったことはしょうがないけど、最高のシーズンスタートとは明らかに違うよね。明日はできる限り多くのポイントを獲得できるように努力しなきゃいけない。どのレースでもポイントを獲得していくことが重要になるからだ」

2008年3月16日!今シーズンの緒戦を飾るF1世界選手権第1戦オーストラリアGP決勝レースを迎えた。が、・・・・・・・!我がスクーデリアからすれば‘最悪’のシーズン・インとなってしまったのである!キミちゃんとマッサ二人のスクーデリア・パイロットは惨めにも何度ものスピン!や接触を繰り返し、前年チャンピオン&チャンピオンチーム、あるいは冬季テスト最速であった‘ナリ’をまったく潜めてしまったのダ・・・・・・!

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レッドブルのデビッド・クルサードなどはいい迷惑で、マッサとの接触でレース継続が困難となり、そのマッサは接触後も走行を続けたものの、29周目にV8エンジンが音をあげてリタイア。我がキミちゃんも16位グリッドから‘鬼神’のドライビングで追い上げるが、気持ちとクルマが上手く噛み合わず、惜しいところで何度も(3回だっけかナァ~?)スピンを喫してしまい、そして55周目にマシンストップ・・・・・。しかし、「ホンダレーシングF1」のバリチェロがピットアウト時の赤信号を無視した為にせっかくの6位入賞がフイになり、よってキミちゃんが繰り上がり8入賞、なんとか‘1ポイント’ゲットとなる・・・・・・が、あまりにも、・・・そう全世界の期待を一身に浴びているキミちゃんとスクーデリアにしてはあまりにも!‘惨め’な開幕戦リザルドとなってしまった・・・・・・・・・・。

優勝はタイトル奪取に燃えるルイス・ハミルトンのポール・トゥ・フィニッシュ!!他の誰も寄せ付けないスピードで開幕戦で幸先の良い勝利。

・・・・・・、去年はここメルボルンで我がキミちゃんがスクーデリア移籍直後で、しかも‘ハットトリック’優勝を成し遂げているにも関わらず、今季のスタートはそれに比べると「天国と地獄」の差である・・・・・・・。

キミ・ライコネン

「チェッカーを受けることができなくてすごく残念だけど、少なくともポイントを取れたから取れないよりはいいよね。エンジントラブルに見舞われたから、今はその原因を分析することが必要だ。クルマの調子は良かったし、前が空いている時はいいペースで走っていたんだ。前にいるクルマをパスしようとして何度かスピンしてしまったよ。最初にグロック(トヨタ)を抜こうとした時は芝生にのっかっちゃって、次のコバライネン(マクラーレン)の時は少し楽観的すぎたんだ。この結果はシーズン最高のスタートというわけにはいかない。でもシーズンはすごく長いし、これ以上に悪い状態から復活できるということも、僕たちは十分理解している。すべてを機能させないといけない。この後はすごくコンペティティブになると思うよ」

ステファノ・ドメニカリ

「明らかに非常に厳しいシーズンスタートになった。出だしでつまずいてしまったよ。しかし、感情的になってはいけない。われわれは以前、並外れた存在というわけではなかったし、今は馬車馬というわけでもない。2台のF2008のエンジンに何が起きたのかを正確に解明する必要があるので、すぐにマラネロに送って分析することになっている。パフォーマンスの面では、渋滞につかまっていない時は、とてもコンペティティブなペースで走ることができていた。これはポテンシャルがあることの表れだが、それを生かせる位置にいなくてはいけないね。つまり、最前列からスタートする必要があるということだ。チーム全体がいつものレベルのパフォーマンスを見せていなかった。自分たちにできることは分かっているから、気を引きしめて対応していかなくてはならない」

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・・・・・!厳しい‘船出’となったのは実はマクラーレン・メルセデスでは無く、我がスクーデリア・フェラーリだったのダ・・・・・・・・・・・。

(つづく)

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2008年12月22日 (月)

キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その2

フェラーリの2008年型ニューウェポン「F2008」がシェイクダウンされた1月7日、ドイツ・シュトゥットガルトにあるメルセデス・ベンツ・ミュージアムではライバルチームである「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス」が前年の雪辱を果たすべく、2007年車「MP4-22」のロールアウト直後の3月からその開発をスタートさせた入魂の切り札「MP4-23」の‘お披露目’発表会を行っていた。

1月6日(日)に完成した「MP4-23」はイギリスにあるマクラーレン・テクノロジー・センターを同日18時に出発、メルセデス・ベンツ製のトランスポーターに乗せられ、約1,000kmの道のりを経て月曜日の午前10時に会場のメルセデス・ベンツ・ミュージアム到着した。そのメルセデス・ベンツ・ミュージアムは世界最大規模を誇る5万3,000平方メートルの広さを持ち、発表会では近くのシュトゥットガルト工場に勤務する従業員700名を招待、400名以上の報道陣やその他のゲストも招かれ、しかも‘くじ引き’で当選した従業員にはハミルトンとコヴァライネンと過ごせるというプレゼントが与えられるというモノ!!・・・、まぁ、フェルナンド・アロンソが加入した時にスペイン・ヴァレンシアで行った前年車「MP4-22」発表会のようなハデさはナイが・・・・・。Mclaren_001

そして、2007シーズンの流れを‘震撼’させたスクーデリアとマクラーレンとの間で引き起こされた‘スパイ疑惑’の一件もあり、この2008シーズン用ニューマシンには数多くのスクーデリアが‘発想’、‘開発’したニューディバイスが搭載されるのでは!?という新たな‘疑惑’や‘疑念’を各方面に生じさせてしまったが、WMSC(世界モータースポーツ評議会)での審査もとりあえずパスとなり、マクラーレン・メルセデスとしては「円満決着」??で落ち着いたのダ・・・・・。一時は2007年のコンストラクターズ・ポイント剥奪、日本円にして‘111億円’の罰金だけでは済まず、2008年のエントリーさえも不可能となりつつあったのだが・・・・・・・。

ルイス・ハミルトン

「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのMP4―23が誕生日プレゼントだなんて、僕にとっては最高だね! このような忘れられない日にメルセデス・ベンツ・ミュージアムという素晴らしい場所で新車を初めて見るっていうのも、すごい」

「3週間のオフはトレーニングをしたり、家族や友人とリラックスした時間を過ごしたりした。ワーキング、ブリックスワース、そして、ここシュトゥットガルトでどれだけの準備が行われたかを知っているからこそ、マシンを見られることを素晴らしく思う。今日の発表会のために1万4,000人もの人々がかかわったとエンジニアから教わったよ」

「僕は木曜日(1月10日)に初ドライブすることになっている。僕もヘイキ(コヴァライネン)も、そしてチームのみんなも忙しくなるだろうけど、共に進歩していくことを楽しみにしているよ。ヘイキの加入は大歓迎さ」

最終戦ブラジルGPで、ほぼタイトルを手中にしたと思われていたルイス・ハミルトンであったが、プレッシャーから来るものなのかどうかは判らないが、信じられないミスの連発による‘自滅’で悔しくも一番可能性が低かったキミ・ライコネンにタイトルを横取されてしまった!この失敗が彼を成長させるのか!?あるいは・・・・・・?

オフのテストではスクーデリアの「F2008」とマクラーレン・メルセデス「MP4-23」のスピードはほぼ同程度!今季より廃止されたトラクション・コントロールの対応についても我がキミちゃんとルイスがいち早く習得!!

・・・・・しかし、今季より導入される「共通ECU」はナゼかマクラーレン製。このことが後々になって新たな‘疑惑’の種となっていくのである。

(つづく)

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