« インディカー・シリーズ Round 2 「インディ・グランプリ・オブ・アラバマ」 決勝結果 | トップページ | 2011 F1 中国GP 予選結果 »

2011年4月16日 (土)

東日本大震災について 番外編  桑田佳祐‘チャリティーソング「Let’s try again」’について

今朝、起きてTVのスイッチを入れた途端、芸能ニュースのある話題がワタクシの眼に大写しになった。

現在、活動休止中の「サザン・オールスターズ」を率いるアーティストの桑田佳祐氏が、氏の所属するプロダクション「アミューズ」に在籍するタレント、アーティスト37組54人と伴に、東日本大震災の被災地を支援するために「チーム・アミューズ!!」を結成したというモノだった。

桑田佳祐氏が新たに書き下ろした詞曲と所属アーティストのヒット曲を組み合わせた9分1秒のチャリティーソング「Let’s try again」のレコーディングとミュージックビデオの収録を、アミューズ所属の37組54人と完成させ、今月20日から主要モバイルサイトから配信、その収益のすべてが同事務所の義援金口座「アミューズ募金」を通じて日本赤十字社に寄付されるという事らしい。

参加アーティストは、「サザンオールスターズ」のメンバー、福山雅治、俳優の上野樹里、仲里依紗、吉高由里子、板谷由夏、佐藤健、三浦春馬、神木隆之介、「Perfume」、「ポルノグラフィティ」・・・・・etcだとか。

正直、何故か嫌悪感を感じてしまった。

彼らは一体ナニがやりたいのだろう。あるいはナニかやった気にでもなったんだろうか?とイメージしてしまった。

個人的に、大した額の義援金の寄付も出来ないワタクシが言う事でも無いのかも知れないが、ナニか大きなズレみたいなモノを感じずにはいられなかった。

Ahogundan

この「Let’s try again」とかいうチャリティーソングに参加したタレントやアーティストの方々は、東京の守られた場所においてこのレコーディングに参加しているだけだ。しかも、一般社会のワタクシ達とは掛け離れた様な収入があって、ワタクシ達とは別世界の生活を日々送っている連中だ。

そんな彼らに、現実の被災者や避難所で生活している人達のどんなイメージが出来たのだろうか?と疑問に思ってしまった。

とりあえず、「CD創って収益を上げて寄付しています」みたいなイメージしか出来なかった。

避難所で暮らしている被災者の方々には、そんなメッセージはきっと正直伝わらないのではないだろうか。その収益の寄付で送られる支援物資の一部のどれがそのCDだか配信だとかで届けられたなんて事は、被災者には伝わらないと思う。

どれが桑田佳祐が寄付して、どれが福山雅治が寄付したか(あるいは「チーム・アミューズ!!」なるもの)なんて判らない。支援物資は支援物資でしかない。だが彼らはきっと被災者のナニかが判ったつもりになって自己満足に耽っているのかも知れない。

一方で、世界的ジャズトランペット奏者の日野皓正氏が、茨城県潮来市立日の出中学校を慰問し、“世界のトランペットの音色”で被災地の市民らを励ましたというニュースをその後で目にした。

同市は東日本大震災で震度6弱を観測。日の出地区では液状化で住宅や電柱が傾き、現在も断水が続く被災地だ。日野皓正氏は同中の校歌を作曲した縁で、「自分の曲で潮来市民が元気になって欲しい」と企画したという事らしい。

Photo

生徒や市民ら約500人を前にのトランペットの音が高らかに響くと会場は手拍子で応え、ライブでは同中吹奏楽部と日野皓正氏のコラボレーション、生徒らが演奏に合わせて校歌を斉唱していた。

インタビューされていた同中学校の生徒達の眼には、嘘偽りない喜びが見て取れた様に思う。

「物凄く楽しかった!!」

ある女子中学生が眼を輝かせながらそう喋っていたのが印象に残った。

もしも、桑田佳祐や福山雅治が、福島や宮城、岩手の避難所に出向いてその場で唄を歌って(ギター一本でいいんだ!)あげたならば、避難所で辛い日々を過ごしている被災者の方々のどんな励ましや勇気、希望となる事だろうか!?

多分、ワタクシが感じたズレはその辺にあったように想う。彼らが本当にしてあげられるのは「お金」じゃ無いように想えた。

ワタクシが偉そうな事が言える立場では無いというのは良く判っているつもりだ。

宮城県石巻中央公民館の駐車場で、1週間の炊き出し「石巻げんき食堂」をスタートさせた「石原プロモーション」の方がよっぽど「エライ!!」と感じてしまった。

こんな事を書いているワタクシ本人が本当は物凄く‘偽善者’なのかも知れないが、現地に出向いて活動されている支援者にはつくづく頭が下がる思いだ。

今こそ、ワタクシ達に本当に「ナニが出来るか?」と試されている時機に差掛かっているのではないだろうか・・・・・・・。

|

« インディカー・シリーズ Round 2 「インディ・グランプリ・オブ・アラバマ」 決勝結果 | トップページ | 2011 F1 中国GP 予選結果 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

いろんな感じ方があるのですね。
私は少し違う意見です。皆さん、収益の全額を寄付すると言っているのですから少なくともプラスの活動ではあると思います。確かに、収益の全額を寄付しても余りある余剰効果(誤解をおそれず言えば、イメージ戦略みたいな…)があるのでしょう。しかし、それでいいのではないでしょうか。幸か不幸か、日本は資本主義社会です。被災したこどもたちの目指す復興の姿が、彼らアーティストのような経済的な成功であってもまったくもって健全だと思います。
石原プロ、日野さんの活動も素晴らしいと思います。私もあなた様同様、自分の無力さを歯痒く感じます。しかし、彼らにも桑田さんらアーティスト同様、イメージアップというおまけがついてくるのです。それが資本主義社会です。それがよくないことであると言っている訳ではありません。相手のためになることイコール自分を犠牲にすること、ではないということです。自分にもいいことがあり、相手のためになる、それでいいのだと思います。そういう意味で、彼らの活動は少なくとも収益の寄付というものがついているので被災者の方のためにはなっているのだと思います。

いまこれを書いてて感じましたが、私のようなこんなコメントをしていることが一番無意味ですね…100億円の寄付をした孫さんを尊敬します!これ以上不幸な出来事が日本を襲わないよう願うばかりですが、万が一何か起こったときには自分にも何か役立つことができるような力を持てるよう頑張ります!

投稿: たろう | 2011年4月21日 (木) 09時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/216357/51396857

この記事へのトラックバック一覧です: 東日本大震災について 番外編  桑田佳祐‘チャリティーソング「Let’s try again」’について:

« インディカー・シリーズ Round 2 「インディ・グランプリ・オブ・アラバマ」 決勝結果 | トップページ | 2011 F1 中国GP 予選結果 »