キミ・ライコネン シーズンレビュー2008 その9
[ Round 12 ヨーロッパGP ]
地中海に面し、温暖な地中海性気候で雨量も少ないリゾート地で、マドリッド、バルセロナについでスペイン国内人口第3位を占める‘ヴァレンシア’。
ヴァレンシアはここ数十年高い経済成長を遂げており、おもに観光や建設業に刺激され、またヴァレンシアは地中海でもっとも物流の多い港の一つで、スペインの輸出の20%を担っている。スペイン国内のその好景気と‘アロンソ人気’に押され、2008シーズンより「ヨーロッパGP」としてスペインでの第2のF1開催地となった。
その港に面した1周5.473Kmの市街地コースは、例によってココ最近のほとんどのグランプリコースを設計しているヘルマン・ティルケの手によるモノであり、コースレイアウトの見た目の特性として‘オーヴァーテイク’がかなり期待されたコースであったのであるが・・・・・、しかし、レースウィークが始まってみると思ったほど追い抜きが出来ないというコトが判明してしまい、期待されたような‘スペクタクル’なレースは望めそうもなかったのダ。実際、車載映像を見てみると、このヴァレンシア市街地コースはそのコース左右を大きなコンクリート・ウォールで遮られており、コーナーのほとんどが90度ターンで占められていて、F1のコースというよりはまるで‘インディカー’や‘旧CART’シリーズで行なわれていたストリートコースの様である。・・・・・・ナゼかヘルマン・ティルケが造るコースって、どれもこれも‘抜けない’コースばかりなのよネ!?
そして迎えた予選、ここまでのトップタイムはBMWザウバーのクビサがフリー走行3回目で出した1分38秒754。「Q1」では早くもトップコンデンター達が1分38秒台に入りヒジョーに接近したタイムバトルに。我がキミちゃんも1分38秒台に当然のコトながら突入していくが、・・・・・・・・・?う~ん、なんか‘乗れてナイ’、っていうか、’踏めてナイ’っていう風に感じるのよネ!?マッサに比べて・・・・・・・・・。そしてナンとキミちゃんの「Q1」の通過順位は’13位!’・・・・・・!同じ「F2008」に乗るマッサは‘3位’通過だというのに!!セッション終盤に雨が落ち始めたのが影響しているのだろうか・・・・・・??
不本意な順位で「Q1」を終えたキミちゃんは「Q2」開始直後にコースイン!1分38秒276を叩くが、またたくまにトップをクビサに奪われてしまう!が、その後トロロッソのヴェッテルが1分37秒842のトップタイムを叩き出す!!続々とタイムが更新されていき、キミちゃんは6位まで降格。マッサは2回目のアタックで2位に浮上するが、・・・・・・・・・、結果的に一番軽い状態でアタックする「Q2」でもキミちゃんは‘8位’通過、トップのヴェッテルから5位ハミルトンまでが1分37秒台をマーク・・・・・・・・。はっきり言って‘危険水域’での通過だったのダ・・・・・・・・・![]()
なんかイマイチ乗れてナイ我がキミちゃんは結果的に3番手で「Q3」を終えるのであるが、ポールシッターはチームメイトのマッサ!初コースには強いハズのキミちゃんにしてはナ~ンか調子が合ってナイっていうか、・・・・・ホント、タダ乗れてナイ!?っていう状況なのよネ・・・・・・・、それに引き換えマッサは「F2008」が想いのままに動くっていう風に見えるし・・・・・・・・、ナンか悔しいのよネェ~~、ここんところマッサに負け続きだし。
・・・・・・・、決勝は、・・・・・・っていうか、あえて書く気にもならナイというか(2008レビューはやはりナンか‘投げやり’だナァ~~!?)、前戦のハンガリーGPでマッサに起きたエンジンブローが、今度はキミちゃんに起きてしまったのダ!まぁ、スタートから躓いてしまっているからっていうのもあるけど、‘ノーポイント’というのはヒジョー!!に痛い!!しかも、我がスクーデリア・フェラーリのピット作業でまたもトラブルが発生し、それもキミちゃんが給油リグが抜ける前に発進してしまい、ピットクルーの1人が腕を右リアタイヤにぶつけるという事故を起こしてしまったのである!!やっぱ、少しはアセっていたのかナァ~~?‘アイスマン’らしかぬ出来事だったように思うけど・・・・・。
決勝結果は、優勝がマッサ!途中ピットストップの後にコース復帰する際、後方からピット作業を終えて迫っていたスーティルとあわや接触しそうになり、マッサのピット出口での行動に対してレーススチュワードは審議対象にすることを決定するが、審議結果はレース後に出されることになった。場合によってはタイム加算ペナルティが下されることになり、それによっては順位が入れ替わる可能性があったのだが、ペナルティとして罰金1万ユーロ(約162万円)が科され、レースの結果に変動はなかった。
2位にルイス、3位がクビサというコトで、チャンピオンシップ・ポイントテーブルも、ルイス70ポイント、マッサ64ポイント、キミちゃん57ポイント、クビサ55ポイントと、相変わらずルイス優勢のままの状態なのダ!!どう考えても次の‘スパ’で勝たない限り今季(2008年)のタイトル防衛は不可能な状況へと追い込まれてきたのダ!!しかし次戦の‘スパ’はキミちゃんにとってヒジョーに得意なコース!!・・・・・なのだけど・・・・・・・・。
キミ・ライコネン
「今日のような1日を終えた場合は、特に話すことはないさ。望んでいた週末にはならなかったことはもちろんだ。このようなネガティブな結果となってしまったが、僕がタイトル争いから脱落したとは考えていないよ。残りレースは6つもあるから、60ポイントを獲得できる可能性があるんだ。事態はますます混乱しているようだけど、これまでも状況が突然変わった経験をしているしね。今日はスタートでポジションを落とし、第1スティントのほとんどでトラフィックに邪魔されてしまった。その後はクリーンな状況で周回でき、いいラップタイムを出して走行することができた。2回目のピットストップでは僕がミスをしてしまい、早く発進してしまったんだ。ピエトロ(ティンピーニ/ピットストップ時に事故に巻き込まれたクルー)が大きなけがをしていなかったことは幸運だ。彼が全力を尽くし、すぐに良くなることを祈っているよ。エンジンが壊れてしまったものの、状況が大きく変わることはないだろう。これから残りのレースに向けた準備に集中しつつ、予選パフォーマンスを改善しなければ」
「悲劇」は更に続くのであった・・・・・・・・・・・・・・。
(つづく)
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