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2007年8月13日 (月)

環境問題とモータースポーツの「未来」について。そしてレスター・ブラウン氏について。

今日、バルコニーで一服しながら「素晴らしい」青空を眺めていた時にふと思ってしまったのだ。

「四季」ってイイなァ~、自然の変化やそれらが生み出す「美しさ」に勝るものは無いよなァ~と・・・。

でも、こうやって「タバコ」を吸っていることでさえも、ヒョットしたら「環境破壊」の温床になっているのかナ?っていうか、あまりにも「便利」に「豊か」になった現代文明の毎日の暮らしの中で「当たり前」に利用しているモノのほとんどが、少なからず「環境破壊」に影響を与えてしまっているのは承知の事実。

それらの「バランス」があまりにも過多になり過ぎれば、この自然の素晴らしさは近い将来味わえなくなってしまうのかナァ~と。(自分が愛しているモータースポーツなんて持っての他ダ!「環境問題」の大敵ダ!・・・。それはマズイ・・・。)

自動車メーカーやFIAも最近この「環境」に関しては大分気を使っているようだけど、各方面との「利害関係」や「既得権」の事柄が絡んでいるようで、やんわりとした評議会での改正案や答申になっているようだ。

世界モータースポーツ評議会の会合が6月27日、パリで行われ、2011年以降のFIA F1世界選手権のテクニカルレギュレーションについて協議がなされた。

ここにその一部分を抜粋する。

エンジン効率 

最大エネルギー流量を決めることで、エンジンパワーを制限する。ただし、エンジンサイクルにも、いくつか制限を課すことになり、これにはターボチャージやエネルギーの回収などが含まれる可能性がある。これにより、少なくとも20%の熱効率が稼げると考えられている。

エネルギーの回収 

ブレーキング時にエネルギーが回収され、加速時にフロントおよびリヤの車軸に戻される。トップスピードがサーキットの安全基準を越えてしまうのを防ぐため、ストレートごとに戻されるエネルギーの量は制限される見込み

燃料 

1レースで消費される燃料エネルギーの総量が規制され、全体としての効率の向上を図る。排出されるCO2は、新しいガソリンの導入により、さらに削減される。このガソリンは、原料の一部を環境に優しい非食物性バイオ資源とするが、ポンプフュエル法に完全に従うものとする。

う~ん、2011年からでの対応としては少し遅いのでは~?と思ってしまうし、いくら「エネルギー回生」や「バイオ燃料」に切り替えるとはいっても、やはり「内燃機関エンジン」に拘るのか~と・・・。Hvr4

写真は先頃「十勝24時間レース」で優勝した「スープラHV-R」である。

トヨタご自慢の「ハイブリットカー」だ。

前輪にインホイールモーターを配置した4輪回生(発電)・力行(駆動)システムを採用。これにより、ブレーキング時により大きなエネルギーを発生する前輪にエネルギー回生システム(インホイールモーター)を組み込み、レース走行の特徴である高速域からの急減速で発生する大きなエネルギーの回収効率の向上を図っている。

更に専用設計のキャパシタ(蓄電装置)なるものを装備し、二次電池よりも充電時間を短縮しているそうだ。

つまり、2011年からのF1もこれと同じようなシステムを採用しようと考えているようだ。(あくまでもまだ「提案」の段階だが。なんでも現時点でこのシステムを実現できるのは、トヨタ、ホンダ、メルセデスぐらいらしい・・・??)

そして「バイオ燃料」である。これもイタダケないナ~!はたして環境にやさしいバイオ燃料とは?何なんだろう??

バイオ燃料の原料は「穀物」である。つまり食料だ。

Photo 地球環境研究所(http://www.earth-policy.org/)の所長であり、環境学者の「レスター・ブラウン」氏も前々から提唱している。

氏の以前からのコメントを抜粋する。

「アメリカでは、温暖化対策のためにバイオエタノールが急速に普及している。来年末には、穀物生産量の30%がバイオエタノールとなる見込みだ。しかし原料となるトウモロコシの価格は去年1年で2倍になり、小麦の先物取引もこの10年間の最高値を記録、大豆の先物価格は5割上昇している。アメリカの穀物生産量の全てを燃料に回しても、現在の消費量の16%にしかならない。穀物は石油の替わりにはならない」

「いまや中国は、石油以外の多くの領域でアメリカの消費を上回っており、アメリカの2倍以上の鉄鋼を消費している。もし中国経済が毎年8%の成長率で拡大し続ければ、1人当たりの収入は2031年に現在のアメリカのレベルに達する。そうなれば14億5千万人まで膨れ上がると推測される中国の人々は、世界の穀物収穫量の3分の2を消費することになる」

「化石燃料を中心としたクルマ社会、使い捨ての欧米の経済モデルは、中国には適用できない。2031年に中国の人口を上回るインドにも、〝アメリカンドリーム〟を夢見る発展途上国30億の人々にも適用できない」

つまり「次世代」の代替エネルギーとしてはあまり望ましくないものなのだ。そしてこの「穀物」の価格上昇が更なる貧困者を生み、現実的にテロの「温床」にもなっているのだ。

2007_lexus_ls600h_l_03w 今年、「レクサス」ブランドの「旗艦」として発売された「LS600h」なるクルマ。なんでも「V8、5,0リッターエンジン+ハイブリッド」という事らしいが、V8、5.0リッターエンジンがもともと環境に優しいのだろうか??

なんでもかんでも「ハイブリッド」にすればイイというもんじゃなかろうか!?

ナゼ、「燃料電池車」ではなく、「ハイブリット車」なのか?やはりこれには欧米の「石油メジャー」といわれる石油会社が絡んでいるからなのか?(彼らの延命策?) 石油会社はモータースポーツ界の有力な「パトロン」だし・・・。

個人的に思うのだが、「F1」のエンジンが内燃機関エンジンではなく「動力モーター」であったとしてもなんら問題はないと感じるが・・・。確かにあの素晴らしい「排気音」は聞けなくなってしまうが・・・。

基本的には「道具」だけの闘いではなく、ドライバー同士の「人間対人間」の闘いなのだし!

このスポーツが将来的に無くなってしまうよりはマシだ!(その可能性を秘めている!)

しかも「世界最高峰の技術」を謳うF1ならばなおさらこの方面のリーダーシップを採ったほうがよいのではと感じてならない。(先に書いた3社はF1に参加している事だし!)

今日の「青空」を見ていてふと思ってしまいました・・・・・。

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